今年読んだ本
今年の4月に中学校に異動し、図書委員会担当になった。
小学校とは違い、中学校の図書館はそれなりに大人が読める
作品も多い。昼休みの当番の時間を中心に読書にふけった 。
また、本校は各クラスに学級文庫として30冊ほど準備してあるのでそこも利用した。
また個人的にも本を買って読んだ。
『水底の棺』 中川なをみ (くもん出版)
『嘘つきアーニャの真っ赤な真』 米原真理(角川書店)
『言葉の虫めがね』俵万智 (角川文庫)
『きよしこ』 『日曜日の夕刊』 『ナイフ』『ビタミンF』『エイジ』『舞姫通信』
・・・重松清の作品は、たくさん読ませてもらったが、まだまだ読み切れない。
『4人はなぜ死んだのか』 三好万季
『iモード事件』 松永真理 (集英社文庫)457円
『Good Luck』アレックス・ロビラ ポプラ社(952円)
『父の詫び状』 向田邦子 (文春文庫)448円
『四日間の奇跡』 朝倉卓弥(宝島社文庫)690円
『夏の庭』 湯本香樹実 (新潮文庫)
『心が雨漏りする日は』 中島らも
『菊次郎とサキ』 ビートたけし
『蹴りたい背中』 綿矢りさ
『半落ち』 横山秀夫 (新潮社)
自分としては結構頻繁に読んでいたが、こうやって並べてみると少ないと思う。
これらを書評の形でまとめ、中学生に紹介していきたいと思いつつ、年内にはできなかった。
選択国語を受講した生徒たちには「お奨めの1冊」をカードに書いてもらい、図書室前に掲示した。生徒にやらせた以上、自分もやらねばと思ってはいる。
図書館になかったら絶対読まなかったのが『水底の棺』。でも、これはよかった。
さすが映画になった『半落ち』はラストでびっくり。ラストの種明かしの部分は授業のネタになる。
図書館の漫画で『三国志』にも、はまったが全巻そろってなくて欲求不満。
障害者施設の建設を扱った漫画『どんぐりの家』は、何度も泣いた。
入試問題になっていたので気になって読んだのが志賀直哉の『小僧の神様』。
半田市の「ごんぎつねの里」の資料で気になって読んだのが新美南吉の『牛をつないだ椿の木』。シンプルながら作者の強い願いが感じられた。
こうした短編も、もっともっと極めてみたい。
ここ数年、教育書かビジネス書しか読まなかった。
小説から学べることも多い。
「忙しい」を理由に読書を怠っては、成長はない。
来年も、奮起したい。
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