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January 08, 2005

宿題プラスαの生徒

 本日は3学期の始業式。
 いろいろ批判はあるでしょうが、冬休みの課題を課し、本日回収をいたしました。
 中2の国語科は、冬休みのワークではなく、資料集(国語便覧)の「故事成語」をノートに書き写すという作業を課しました。故事成語22個の意味を書きます。便覧には「成り立ち」も解説してありますが、そこは写さなくてもいいことにしました。まあ、それだけといえばそれだけ。でも漢字もけっこうあるので勉強にはなるだろうと・・・。そりゃあ、ていねいな子、雑な子、出さない子などさまざまですけどね。
 その中で一人、故事成語を書き写した後で「ちょっと一言」と感想を書いてくれた子がいました。
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 なんかこんなに故事成語を真けんに見たのは初めてだったから、故事のそれぞれの成り立ちを見て納得したものや、昔風な考えやいろいろなエピソードがあっておもしろかった。ちなみに印象に残った故事は「蛍雪の功」です。
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 このような感想を期待していたわけではないので、とてもうれしかった。そして、少なくともこの子にとって、今回の宿題は決して無駄ではなかったということを確信しました(その子は、これまで作文を目立って書いてきたというわけではない)。
 実際に感想を書くかどうかは別にして、全員がこのような思いを抱きながら課題をこなしていてくれたら、と思います。
 何のために故事成語を書き写させるの?と聞かれたら、このような思いを感じてほしいからと答えよう。
 
 たった一人の事例で大きな結論を出すのもおこがましいが、思いうかぶキーワードは「情報の蓄積」です。
 
 

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