教科書検定
「竹島の日」の制定で大騒ぎしたばかりのこの時期に教科書検定で追い打ちをかけた形。
何とタイムリーというか間が悪いんだろう。
新聞やネットで見る限り、検定の指示は極めてまっとうである。
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当初の記述は「韓国とわが国で領有権をめぐって対立している竹島」。
これに対し、「領有権について誤解するおそれのある表現」との検定意見がつき、
「韓国が不法占拠している竹島」と修正して合格したのだとか。
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どうやら、これが扶桑社の教科書のことらしい。
何と扶桑社でさえ、最初は「韓国とわが国で領有権をめぐって対立している竹島」という中途半端な両論併記だったのか、僕はそのことの方が驚きだった。
これに対して「領有権について誤解するおそれのある表現」と意見をつけたのが文科省。
そうか、扶桑社よりも検定意見の方が、強気だったんだな。
ただ修正した「韓国が不法占拠している竹島」が合格するのは当然である。
何度も書いているように外務省のHPにそう書いてある。
扶桑社は「外務省のホームページに載っている記述に基づき直した」という。
それなら修正前の教科書でも、毅然と記述して欲しかったなあ。
文部科学省は「日本固有の領土の竹島について、わが国と韓国が対等に記述されていた」と修正前の記述を指摘したらしい。
私は、前のブログで「竹島の日」についての記事に触れた。→ここ その時の新聞記事は、まさに「日本固有の領土の竹島について、わが国と韓国が対等に記述されていた」
といえる状態だった。
新聞では文部科学省が抗議するような記述が平然と垂れ流されていると言うことだ。
韓国も外務省のHPで公式 見解されていることを批判せず「竹島の日」や「教科書検定」で大騒ぎするのは結局マスコミ受けするからなのだろうか。
たまたま「教科書検定」で検索していたら朝鮮日報がヒットした。→ここ
扶桑社の教科書は「極右団体」だと。
扶桑社が極右なら、扶桑社の教科書の手ぬるい両論併記を糾弾した文部科学省はどうなるのか?
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