「愛は霧のかなたに」
「愛は霧のかなたに」少し前にNHKのBSでやっていた。
タイトルと筋は知っていたので「ああ、あれか」と思って見ていたら、ひきこまれ最後まで観てしまった。そして、ずいぶん感動も感激もしたし、おおいに考えさせられた。
タイトルから想像されるのは、まちがいなく恋愛映画。
しかし、原題は「霧の中のゴリラ」。まあ、原題通りでは、ちょっと観る気にはなれないかも。
ただ、原題は、まさにこの映画にふさわしい。「なんだ、恋愛ものじゃないのか」と落胆する者を作り出すくらいなら最初から「霧の中のゴリラ」で観たい人だけに観てもらった方がいいだろう。
絶滅寸前の「マウンテンゴリラ」の生態を調査しに、一人の女性がコンゴの山奥へ入る。
そして、ゴリラに魅了され、保護に奔走する。
貧困ゆえに、平然とゴリラを捕獲し殺してしまう原住民との確執。
熱意のあまり同僚スタッフにまで厳しい生活を強いる。恋人はついに彼女の元をは去ってしまう。
実話をもとにしている。彼女が殺されるラストは残念だが実話なら仕方ない。
ゴリラはもちろん本物である(どこまで演技か分からない!)。
アクションものが好きな私だが、これはお奨め。
「自分の好きな仕事に者の没頭する」ことのすばらしさ、尊さも感じられる。
小学生は無理かな?中学生にもお勧めの映画(ビデオ・DVD)である。
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