「ドラゴン桜」10巻の学び(4)
忘れないうちに「ドラゴン桜」10巻の学びを追加しておこう。
数学の解答で「答案二分割法」が推奨されている。
東大入試の解答用紙が白紙1枚なのだから、確かにいいかげんな解答の書き方は不都合だ。
「数学は芸術だ」と言う柳先生は次のように語る(要約は僕)。
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「数学とは論理的学問で論理的である時美しい形となる」
「論理とは次へ次へと発展していくものである」
「それはイメージで言えば縦のつながり」「横へ伸びる感じではない」
「数式も縦に降りていくのが自然で美しい」
「ちなみに数学の得意な子はわざわざ線を引かなくても自然と計算や解答が縦になっている」
「逆に数学の不得意な子の答案は横に長くなっていく」
「答案を見るだけで数学の実力をある程度は判断できる」
「もしも横に解き進む癖があるならノートに縦に線を引いて縦に解き進む癖を無理にでもつけさせよう」
「こうすると数学的思考が身に付きやすくなる」
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小学校勤務時代に算数でノート指導に苦労したことを思い出す。
「ノートを沢山使う子は賢い」
と常々言ってきた。
それは、要するに、縦に縦にと計算を考えていける子なのだ。
賢い子はなぜ、縦に縦にと計算できるか。
私の仮説は
「分かる」ことは「分ける」ことだ
という言葉に集約される。
思考が整理され、分けることができるから、「分かる」のだ。
箇条書きにできる子・ナンバリングができる子は、やっぱり分かっている子なのだ。
逆に言えば、「分かる」ためには、1つ1つ分けて考えていこう、と指導していく事だ。
だから、
「ノートはゆったり使おう」
「どんどん改行していこう」
「ノートが整理できている子は頭の中も整理できる子」
ということを繰り返し話し、きれいなノートを紹介していく必要があるのだ。
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