「逆算の哲学」 イチローの生き方
「イチロー『勝利の方程式』」 永谷修 三笠書房(王様文庫)を資源回収でいただいた。
なかなか読み応えのある1冊だった。
イチローの小学校の卒業文集の作文は有名である。
プロ野球選手になりたい
→そのためには、中学や高校で全国大会に出る
→そのためには、今、練習が必要
というわけで、小学校3年からは、365日中360日は練習、友達と遊べるのも週5時間くらいという生活を送っていたそうだ。
そんなイチローは、
・夜の7時からフィットネスクラブでトレーニングすると決めたら、逆算してその日の行動をきちんと計画する。
・CM撮影でホテルを決めるときは、トレーニングするためのフィットネスクラブがあることを条件にする。
という。それは「準備周到人間」「計画的人間」とも言えるが、僕は「逆算」というキーワードが印象的だった。
逆算の哲学・・だから「今」やるべきことが見えてくる。
いい言葉である。
黒板には 計画を立てる=逆算する と書いた。
生徒は久しぶりに真剣に聞いていた。イチローの威力である。
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- AかBかを問うて、理由を発表させる授業(2024.07.15)
- 瀧本哲史氏の檄を受けて(2024.07.14)
- 整合的に物事を理解したい(2024.04.23)
- 『知の体力』ラスト(5)(2024.04.07)
- 「知の体力」(4)(2024.04.07)
「教育」カテゴリの記事
- 行動を価値づけする(2024.09.12)
- 人々が画一化しないために(2024.09.08)
- 「原爆裁判」については、ほとんど知りませんでした!(2024.09.06)
- パラリンピックの理念(2024.09.02)
- 先生が子離れしないと、子どもは自立できない。(2024.09.02)
Comments