「ドラゴン桜」11巻の学び その1
『ドラゴン桜』11巻は、もうずいぶん前に発刊されていたし、ずいぶん前に学んでいたが、まとめずに放置してしまった。3月には12巻が出るそうだからまとめておかないと。
何といっても驚いたのは河合塾協力で示された「受験に合格するタイプ」と「落ちるタイプ」。
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予備校の授業はすべて終わった時に、さっさと帰る受験生は合格しやすい。
だらだらとしている子は落ちる。
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中学校の授業後や部活動後も同じような印象がある。
確かに友達づきあいもある。おしゃべりもしたい。
でも、さっさと下校できない子は、結局、桜木の言うように自己管理ができず、気持ちの切り替えができず、メリハリがつかず、注意が散漫なのだと思う。
お友達を「切れない」のは女子に多い。
下校途中の歩道で座り込んでまでおしゃべりしているのも、たいていは女子だ。
帰ってからも長電話したりメールに時間を費やすのも、女子が多い。
部活動を引退して底力を発揮する時期に、男子が伸びることが多いというのも、そんなところに原因があるのかもしれない。
逆に言えば「部活動を引退したらがんばる」なんて言っている男子でも、友達に引きずられてダラダラしているようでは、伸びる要素がないということだ。
桜木が言うように大切なのは気持ちの切り替えで
遊ぶときは遊び、勉強するときは勉強するタイプは確かに強いと思う。
「よく遊び、よく学べ」なんて古典的な格言だ。
だらしない子は、よくズレる。
授業中に塾の宿題をして、放課中に次の時間の宿題をやって、次の授業中には友達に手紙を書いて、居眠りをする。部活動中に世間話をして、家に帰ってから友達と長電話して,、塾でがっこうの授業の予習をしれ、学校の授業中は寝不足で寝る。
その瞬間の欲求を優先し、先の見通しが立てられない子はズレる。
イチローは自分の計画の沿って生活していたから、友達の遊ぶ時間はほとんどなかった、と6年生の卒業文集に書いている。
「自己管理能力」という言い方が一般的だと思うが、子どもに訴えるキーワードとしては「ズレる」がいいかなあと思う。
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