自分に課したこと
昨晩、自動車で近所をうろついていたら、駐車場で立ち往生している自動車があった。
持ち主の女性の方が半分道にはみ出した車の横で申し訳なさそうにしていた。
脱輪ではなく、段差のある場所で前輪を突っ込んだので、車体がすってしまっているのだ。
近くの若いお兄さんが「車体がこすっちゃうから、前も後ろも動かせないよ」と説明してくれた。
女性は、どこかに電話したあとだったが、「どうしよう」という顔をしている。
女性の知人らしいお兄さんも立っている。
3人には悪いけど、こんなのは楽勝だと思った。
「とにかく一度、持ち上げて下げてみましょう」と女性には運転席でバックしてもらい、
男3人で「せーの」で持ち上げてみた。
案の定、アッという間だった。JAFなど呼んだらJAFも張り合いのないくらいの仕事だった。
・・・こんな風に立ち往生した車を手伝ったのは2回目だ。
前回は通勤途中のあぜ道で、対向車が脱輪しているので救出しないわけにはいかない。
僕の後続車の人にも下りてもらって軽自動車を持ち上げた。
・・・・こんな風に立ち往生した車を手伝ったのは、自分もしてもらったことがあるからだ。
狭い商店街のような道で対向車に遠慮したら脱輪してしまった。
対向車と後続車が止まって、今日の僕のように「とにかく持ち上げよう」とイッキに持ち上げて
脱輪を救助したら2人ともあっという間に立ち去ってしまった。
この時、僕は「いつか恩返しをしなくてはいけない」と自らに誓った。
格好良すぎて恥ずかしいが、脱輪を救ってもらった時の感激はそれほど強烈だったのだ。
今回で「お返し」も2回か。
自分が助けてもらった時の「ありがたさ」を考えると、まだまだ序の口である。
他人の不幸を喜んでいるわけではないので、でしゃばるのは禁物。
そこのところが結構微妙なのだが、困っている人がいたら是非お手伝いしたいと思っている。
ちなみに「せーの」で持ち上げるというと、体育館のピアノ、運動場の指令台やサッカーゴールなど、教員の世界では、けっこうありがちな仕事みたい。
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