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March 15, 2006

「自分探し」は嫌いです

 中日新聞の3月12日(日)、「未来の主役へ」という欄で、作家の海月ルイ氏のインタビューが掲載されている。
 後半の談話に釘付けになった。
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 今の若者で、「自分探し」と称して、旅行や新しい習い事をする人がいますけれど、私はこの言葉が嫌いです。 (中略)
 「自分」とは探すものではなく、なるものです。なりたい自分なんて、簡単にはなれません。そのためには、自分がいる環境で、課せられたことを誠実に一生懸命やることです。
 (中略)
 自分を過剰評価せず、なりたい自分になる努力をしましょう。
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 ここまで言い切れる人は少ない。
 「自分探し」は聞こえのいい言葉で、決して悪いイメージはないからだ。
 でも「裸の王様」じゃないけれど、誰かがきちんと言わなくてはいけないこともある。
 「自分探しの旅」っていうのは聞こえはいい。
 けれど、それは今ある現状を逃避して、どこかに幸せはあるだろうと外へ外へ目を向けるチルチルミチルのようなものではないかと僕も思う。
 「幸せの青い鳥」は身近にあるのかもしれない。
 目の前に絶好のチャンスがあるのに、あと一歩の努力が嫌で、他に目を向けているだけの子もいるのではないか。
 幸せは探すものではなく、つかむものである。
 同じ事は「ナンバーワンよりオンリーワン」という言葉にも言える。
 ナンバーワンになる努力を怠ってオンリーワンでごまかしているようでは「オンリーワン」なんて言葉は勲章にも何にもならないのである。
 海月氏も「自分がいる環境で、課せられたことを誠実に一生懸命やることです」と言っている。
 「ナンバーワン」を争う競争から逃避するための「オンリーワン」にならないよう釘を刺さないといけない。

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Comments

はじめまして、月華といいます。
「自分探しの旅」というタイトルのブログを書いているのでコメントさせていただきます。
>ナンバーワンになる努力を怠ってオンリーワンでごまかしているようでは・・・・

No,1になれないから、自分の個性を強調しよう、という若者の流れは少なからず私もあると思います。
むしろ、教育自体「個性を大切にしよう」という風潮もあるのではないでしょうか。

教員を志す高校生の戯言なので流して頂いて結構です^^

Posted by: 月華 | March 17, 2006 at 10:15 PM

コメントありがとうございます。
「個性尊重」の風潮が、
「基本や伝統は軽視していいのだ」・
「自己研鑽や短所克服の努力はしなくていいのだ」
「イチバンなんて目指さなくていい」
ということにつながるのは問題です。
 「個性尊重」の長所・短所を見極めていきたいですね。
 

Posted by: 竹田博之 | March 18, 2006 at 07:05 PM

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