「メタ認知」補足
光村図書の「中学校国語教育相談室」という冊子の99号は、平成18年度版教科書のご紹介になっている。
その中の対談のコーナーで次のような部分がある。
★甲斐理恵子さんの発言
今回の教科書は、メタ認知というか、学習している自分を客観化できるような場面が随所に散りばめられています。
(「次へつなげよう」もそうだし「学習のための用語一覧」や「学習の窓」もそうです。これらは、ただがむしゃらに学習するのではなく、自分が今どこまで来ているのか、どんなことをしているのかということを確認できるツールです。(以下略)
★藤森裕治さんの発言
自分にふさわしい学び方を自分の中に構築していく。これが本当のメタ認知だと思うんです。(後略)
★河合章男さんの発言
そこで学習したことが次の学習で使えるようになるためには、子どもの頭の中で一般化ということが行われなければいけません。法則として意識的に自分で身につけていくということです。教科書の中でもそういったことを認識できる部分があれば、学習の定着、学力の定着につながっていくと思いますね。
少しは「メタ認知」が分かってきたような気がする。
自分はどれだけ認知しているかを知るんだよね。
課題意識をもって授業に臨む。
目標に照らし合わせて自分はどれだけ達成できたかを自己点検する。
それは自己評価カードや振り返りカードを使う場合や、感想文・意見文・授業記録によって把握する場合があるのだと受けとめている。
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