『スキマ時間勉強法』
和田秀樹氏の本。正式名称は「大人のためのスキマ時間勉強法」(PHP文庫 \495)
例えば、お金を節約する本を買うくらいなら、その本代を節約した方がいいという人もいる。
スキマ時間を活かす本を読むくらいなら、その本を読む時間を他に使えという人もいる。
しかし、
★将来の10000円のためになるなら、節約本の500円も価値があるし、
★今後一生の時間活用のためになるなら、1冊の本を読む1時間は決して無駄ではない。
・・・というような発想を、この本から触発された。
タクシー代を使ってでも時間を有効に使う。
座席指定券を買ってゆったりと電車に乗る。
朝食をきちんと食べ、休憩時間はをきちんと休憩した方が、仕事の能率が上がる。
といったあたりは、「損して得とれ」「急がば回れ」のような逆転の発想法である。
目先の利益や目先の忙しさに目を奪われてはいけない。
ちょっと集中すれば、このブログも10分足らずで書ける。
書くことで自分の頭を整理できるし、書いておけば、将来「探す手間」が省ける。
そういう点で、自分を叱咤激励するには、最適の1冊だった。
それにしても、どうして本気でやれば5分でできてしまうようなことを先延ばしにしてしまうのだろう。
和田氏も書いている。
8時台のテレビ番組なら8時54分には終わる。
9時の番組が始まるまでは最低6分ある(CM等を考えれば10分ある)。
だったら、そのスキマの10分で何か1つ仕事を片づけられる。
なのに、ついつい無為にその10分を過ごしてしまう。
5分あったらできること・10分あったらできること・・をリストしておいたら、
ずいぶん有効に時間を使えることだろう。
昔から「仕事を頼むなら忙しい人に頼め」と言われてきた。
忙しい時ほど、何とか工夫しないと仕事がこなせない。
今年度は、少々仕事量が増えて、4月からあたふたしている。
でも、そんな時だからこそスキマ時間をを活かせるノウハウを身につけたいと思う。
ちなみに忙しい人は、この本の目次に目を通すだけでもいい。きっと役に立つ!
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