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April 16, 2006

「言わずとも分かれ」

 先月のサークル例会で、
「5時間目の始まりに給食の食器が残っていたらどうするか」
が話題になった。
 1つの指導例が「教師が黙って片付ける」だった。
 私は、最低限「これ、どうしますか?」と子どもに投げかけるべきだと思った。
 「どうしますか?」と言われて
・自分が残した、という自覚がある子。
・給食当番・掃除当番・日直など関連のありそうな子
が「僕がやります」と言うかも知れない。
 もし、そうやって言い出す子がいたら「叱る場面」が「誉める場面」に変換するわけだ。
 誰も言い出さなかったら、教師が片づければいい。
 最初なら犯人探しするほどのことではない(度重なれば、確かめねばならない)。
 
 「黙って片づける」というのは後ろ姿で教育する類の指導で、美しいが難しい。
 かつて、教育雑誌に次のように書いた。
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先生がやっているのを見習って子どもがやるというのはハードルが高い。
自分の行為の善し悪しもわからない生徒・分かっているけど面倒だから
やらないという生徒は、きちんと注意してやらせなければ、
自分たちからやるようには絶対にならない。

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 「言わずとも分かれ」が通用することを期待しては行けない。
 「言ったことすら通じない」ことが多いのだ。。
 やるべきことをきちんと伝え、伝えたことを確かめる必要がある。

 だからこそ「言って聞かせ、させてみて、誉めてやらねば・・」
という山本五十六の言葉が光るのである。
 
 ちなみに山本五十六の言葉を検索してみると、奥が深かった→ここ
==========================
 「やつてみせ、言って聞かせて、させてみせ、 ほめてやらねば、人は動かじ。」
 又は、
 「やつて見せて、言って聞かせて、やらせて見て、ほめてやらねば、人は動かず」
 ★ 非常に有名なこの言葉には続きがあります。
 次のようなものです。
  「 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず 」
  「 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず 」

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  「やってみせ・・・」だけが山本五十六の格言だと思っていたらいけない。
  謙虚に学ぶ姿勢、しつこく調べる姿勢が大事だなあ。

 なお、 「言わずとも分かれ」については、かつて次のように書いたことがある→ここ
 
 

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» ■ 言ってみせ やって聞かせて させてみて (褒めてやらねば 人は動かじ)(山本 五十六) [アルデバランの 夢の星]
色々引用させていただきました。どうぞ、よろしくお願いします。 [Read More]

Tracked on February 23, 2008 05:22 PM

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