« 暗号を読む作業(2) | Main | 『ドラゴン桜』12巻の学び »

May 18, 2006

中1ギャップ

 「中1ギャップ」という言葉を耳にした。
 新語ということで、ネットの辞書にも掲載されていた。
http://dic.yahoo.co.jp/tribute/2005/07/27/1.html
 新語があってもなくても、事象はあったと思う。
 複数の小学校から1つの中学校に集まる場合
・知らない子がたくさんいる。同級生はもちろん、知らない先輩は怖くて仕方ない。
・校区が広くなり、登下校に時間がかかることもある。
・教師の数も多くなる。各教科や部活動など関わる先生が多くなる。
(ただし、小学校の学級担任に比べると、関わり方は薄いかもしれない)。

 中1ギャップによるいじめ・不登校の型が2つ挙げられている。
・コミュニケーションが苦手な生徒が小学校時の友人や教師の支えを失う「喪失不安増大型」
・小学校でリーダーとして活躍していた生徒が中学校で居場所を失ってしまう「自己発揮機会喪失ストレス蓄積型」

 特に後者については、当然ありうるケースでありながら、これまであまり意識することがなかったので驚いた。
 本校のように3つの小学校から集まる場合は、議員や学級委員の候補もたくさんおり、リーダーのチャンスは逆に減ってしまう(競争倍率が高くなる)のである。

 先日、懇談会で保護者と話をする機会があった。
 僕は、「さまざまな不安の中で、きちんと登校するだけでも1年生は大変だと思う」と話した。
 大人だって、半分以上知らないメンバーの集団でいきなり生活しろと言われたら「たまらない」と思う。
 だからこそ、そのような「大変さ」を承知した上で生徒に接するかどうかの違いは大きいのだと思う。
 保護者の方も「家に帰ってきたらしばらく口もきけないほどぐったりしている」というような話をされた。
 「ひょっとして家庭で生意気な口の聞き方をしている子の中には、学校で礼儀正しくしている反動の場合もある」と話したら、何人かの保護者がうなずいてくださった。
 クラスや学年の生徒間のコミュニケーション・学習の進度や教科担任との意思疎通、部活動への参加など期待は膨らむが、それは不安の材料でもある。
 不安の種を挙げればキリがない。
 だからこそ、「中1ギャップ」についての危機意識を高めなければならない。

 

|

« 暗号を読む作業(2) | Main | 『ドラゴン桜』12巻の学び »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 中1ギャップ:

« 暗号を読む作業(2) | Main | 『ドラゴン桜』12巻の学び »