「ドラゴン桜」13巻の学び その2
「ドラゴン桜」の先生は、趣意説明がしっかりしている。受験のための理論武装がしっかりしているとも言える。
生徒に主張をきちんと理解してもらうために、いろんな手を使う。
今回、数学のセンター入試と二次試験の違いを説明する柳先生の手法は見事だった。
柳先生は「ジグソーパズル」という「比喩」を用いた。
「バラバラのピースを組み合わせたら何の絵になるのかを想像するのが東大2次の数学」
「ほとんどできあがったパズルの数カ所に開いている穴にあてはまるピースを素早く見つけはめ込むのがセンター数学」
東大二次に必要なのは推理力、センターで必要なのは処理能力
「推理力」と「処理能力」の違いを説明するのに「ジグソーパズル」を用いることの何という分かりやすさ!
2つの事項を比較しながら説明するためのポイントは「ベン図」の発想である。
ジグソーパズルという共通した土俵の上で、「推理力」と「処理能力」の違いを説明してみせる。
共通項があるからここそ、相違点も明らかにしやすいのである。
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