正しい言葉
ラジオで聞いた話。
「最近、『全然』っていう言い方、よくするじゃないですか。あれ絶対おかしいですよね。」
「全然おいしい」「全然おもしろい」のような「全然」の肯定的的な使い方を批判したかったのだろう。
しかし、「・・・じゃないですか」は、ないだろう。
「・・・じゃないですか」は、もう何年も前から使われ、定着しているようなもので、今更とがめても何ともならないと思う。
でも、最近の日本語の乱れを訴える人に「・・・じゃないですか」を使ってほしくない。
「お前に、日本語の乱れなんて語ってほしくない」という気持ちだ。
それって「天に唾を吐く」ような行為じゃないの?
その前にラジオで聞いた話。
「僕は、『こだわり』っという言葉が肯定的に使われるのが許せない」
「こだわる」というのは「固執する・しがみつく」というようなマイナス面もあるので、自嘲的に言うのは構わないが、自慢げに「こだわりの一品」「この店のこだわり」などと紹介するのはおかしい、ということだった。
これも、定着しているようなもので、今更とがめても何ともならないかもしれないが、自分は注意しようと思う。
国語のワークに「なおざり」があって、「先生、これって『おざなり』じゃないんですか?」と質問された。
「両方あるんだよ、微妙に意味が違うんだけど・・」としか言えなかったので、あとで調べてみた。→ここ
なるほど、「御座なり」「直・猶+去」とあって誤用や転用ではなく元々の言葉が違うんだ。
このような言葉を集めたサイトは多いので大いに活用しようと思う。
「気の置けない友人」の意味なども、すぐに「どっちだったっか?」と忘れてしまうので。
「なおざり」について説明してくれたサイトのトップページ「がんばれ凡人!」からは、さまざまなアドバイスのコーナーにいける。ここは、なかなか面白い。
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