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August 26, 2006

違う意味の「情報教育」

 先日、広告でPCの価格を見た。 
 15インチ液晶ノートタイプがNECやSONYなのに10万円くらいで買える。
 自分が数年前に買ったときは広告を見比べてようやく20万円を切るものを選んだのに、いつからそんなに安くなったのだろう。
 自分の購入したい物がある時は注意して価格を見る。家電店にも行く。
 しかし、いったん購入してしまうと、当分はあまり気にしなくなる(安く売っているのを見ると悔しいという思いもある)。
 まあ、今回は自分のPCに支障がないから10万円で売っていても別に関係ないのだが。

 実は以前、調子の悪いプリンタをもったいなくて苦労しながら使っていたことがある。
 3万円か4万円した代物であったが、プリンタについて意識しないうちにずいぶん価格が下がっていた。
 そんなわけで意を決して家電店に行ったら、そこそこの代物で2万円もしなかった。それでいて、これまでの苦労が馬鹿馬鹿しくなるくらい速くて静かできれいだった。 
 その時の感想は「こんなことなら、もっと早く買えばよかった」だった。

というように、知らないうちに、自分の所有している物品よりもはるかに便利な物が、手頃な値段で購入できることがある。
 その「情報」を知らないことは、非常に「ロス」なのである。
 この場合の「ロス」は金銭のこともあるし、時間のこともある。時は金なりだから時間のロスは、場合によっては金銭のロス以上に腹が立つ。
 
 世の中で「情報」とは、こういう意味で使うことが多い。
・「もったいない、光通信を知らないなんて」とコマーシャルで言っている。うちは光ではないから気になっている。
・妻が知人にお願いしてあった4枚のスマップのコンサートチケットをキャンセルした。ネットオークションに出したら10万円で売れたので知人は喜んでいたそうだ。
・一宮駅の前にチケットショップがある。新幹線に乗る前に、ここで「のぞみ」のチケット(指定回数券)を購入すると自動販売機で指定できるので窓口で並ばなくてもいい(もちろん、ちょっと安い)。

 「知らないと損するんですよ」という「情報」をきちんと入手し、整理し、活用できることが日常生活における「情報活用能力・情報処理能力」である。
 学校教育で言う「情報教育」に比べると、すごくドロドロしているでしょう?
 でも、我々は一生涯、経済活動から離れられない。
 「損得」についてタブー視しないで、きちんと意識させていくことも大事だと思う。
 買うともったいないこともあれば、買わないともったいないこともある。
 知らないともったいないこともあれば、よけいに知りすぎて大損することもある。

 僕は、この手の「情報教育」が好きだ。
 株もやらないし、ネットオークションもやらないから、実生活では「損得」はあまりないけれど、そういう話が好きなのである。

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