人に言えない「いじめ」があると思え
教師の見えないところで「いじめ」は起こる。
同じような意味合いになるが、人に言えないような「いじめ」がある。
あまりに悲惨すぎて相談することもできないような「いじめ」、例えば裸にされるような行為である。
水泳の着替えで裸を見られる・下着を隠される・バスタオルを奪われる・いきなり更衣室から外へ出されるというような悪ふざけは度を超しすぎているが、それゆえ教師や保護者に言うことさえためらわれてしまうのだ。
重松清の小説『ナイフ』では、みんなの前で射精されられるといういじめの描写がある。
・教師や保護者に言えないような悲惨さを伴う行為であるだけに
・非常に陰惨で苦痛を伴ういじめであるにもかかわらず
・本人は誰にも相談できず、苦しみを一人で抱え込んでしまう
そのような「いじめ」も存在することを意識して子どもに接しなくてはいけない。
「いじめられてない?」
「いいえ、大丈夫です」
という答えが返ってきたからと言って絶対に安心してはいけない。
「大丈夫です」と言いながら全く大丈夫でない例もたくさんある。
かすかなサインを出しながら「大丈夫です」と言った子に対して、教師が言葉通り受け止めて見逃してしまったら、その子はどれほどのショックを受けるだろうか。
繰り返すが、簡単に相談できない「いじめ」の方が陰惨で深刻なのである。
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