親への感謝
10月9日(月)、尊敬する野口芳宏先生の講座を聴く機会があった。
1日講座と言うことで、たくさんの学びがあった。
自分の意識になかったという点でまずは書き留めておきたいことがある。
野口先生が、次のような話をされた(文責は竹田)。
「家庭教育」と言っても、家庭に期待できる教育効果は極めて低い。
今の世の中できちんとした体系で教育できるのは「学校」だけだ。
ぜひ、学校教育が家庭教育を補ってほしい。
例えば、学校が「親の言うことはきちんと聞け」と言い続ける。
それを聞いて、子どもが親の言うことをきちんと聞くようになったら、
きっとその親は教師に感謝し「先生の言うことを聞け」と言うようになるだろう。
・・・「親がダメだ」と批判してるだけでは何も改善されないし、学校と保護者がお互いに批判し合うだけでは何の成果も上がらない。
だからこそ、まずは教師が「親のありがたみ」を子どもに教えることから始めようということなのだ。
振り返ってみると、私自身、親の大切さを話したのは、ずいぶん昔のことだ。
たとえば祝日の意味を説明しながら
「父の日」「母の日」「敬老の日」「勤労感謝の日」などに触れたこともある。
しかし、最近は、連休の過ごし方を話すだけで、祝日の意味を語ってこなかった。
(家庭にいろいろ事情があると、父の日・母の日は全体の前で触れにくい)
それは、おうちの人への感謝を語ってこなかったということでもある。
おうちの人があなたたちのことを真剣に考えている。
いろんな場面でおうちの人はあなたたちのことを支えている。
ということをアピールする。
それは親自身が言ってはしらけることだから、やはり第三者の教師がフォローしてやるべき事柄なのだ。
たとえば、5月に次のようなブログを書いた。
http://take-t.cocolog-nifty.com/kasugai/2006/05/post_a3c5.html
部活動の練習のためにわざわざお弁当を作っていただける保護者への感謝の念をきちんと伝えていかねばならない。
体育大会・文化祭・校外学習とお弁当を作っていただく機会も多い。
学年通信でぜひお礼を述べようと思う。
« 「砂糖」について | Main | 教育の強制性 »
「国語」カテゴリの記事
- 都道府県の旅(カンジー博士)(2024.08.24)
- 何のために新聞を作らせるのか?(2024.08.23)
- テスト問題の意味を教えないと汎用的な技能が身につかない。(2024.08.22)
- 「対比思考」は情報処理能力(2024.08.06)
- 「おもしろい」を強要するのはなぜか?(2024.08.05)
Comments