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December 11, 2006

鉄鋼の父~本多光太郎~

 愛知県の道徳の副読本「明るい人生」1年生の中に「鉄の人 本田光太郎」の話がある。
 急遽、授業をやることになり、あわてて調べて授業に臨むことになった。
 例えば、次のようなサイトがあった。
http://www.26magnet.co.jp/enjoy/rekishi16.html

1914年に開戦された第一次世界大戦は、日本における人工磁石の発明に影響を与えました。 戦争の影響で輸入が途絶えた磁石鋼に代わるものとして、東北大学教授本多光太郎らによってコバルト・タングステン・クロムを含む合金磁石であるKS鋼が開発されました。 保磁力で比較すると、KS鋼の保磁力は250エルステッド、当時の高性能磁石であったタングステン鋼の保磁力は70エルステッド程度でした。 磁石に対する技術力が発展途上と思われていた日本がKS鋼を開発したことは、欧米諸国に非常に大きな衝撃を与えた様です。 ところで、KS鋼の開発にあたっては住友吉左衛門より多額の寄付を受けたことから、彼の名にちなんでKS鋼と名付けられています。
 あるいは、http://www.aichi-c.ed.jp/contents/syakai/syakai/seisan/sei101.htm

 別のサイトによると日本の十大発明の1つとなっている。
 http://www.jpo.go.jp/seido/rekishi/judai.htm
 
 小学校の時は学校にも行かない鼻垂れ小僧だったことで、よけいに本田氏の業績がクローズアップされるようだ。まるで幼少の頃に邪魔者扱いされたエジソンのようではないか。
 道徳の教科書では、彼の「つとめてやむな」をキーワードにして、元日から実験をするほど努力を続けた本田氏の研究姿勢を讃えている。
 いずれにしても、そのような偉大な発明者についてきちんと理解しておくべきだった。
 ちなみに、僕の小学校5年生の自由研究は日本の発明・発見者調べだった。
 百科事典をパラパラめくりながら、人物名と業績を「写す」だけの自由研究だったが、僕は昔からそういうのが好きだったのである。

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