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December 01, 2006

「論理力ノート」~見出し語~

Deguti
 「論理力ノート」の第2章の論理的な読解法の1番は「見出し語を頭に置いて、本文を読む」である。
このP24には、2つの内容が書かれている。
 文章の趣旨を縮めたものが題だから、題に注目して読めば「おそらく記事の内容は見出し語の内容について、具体的に書いてあるはずだ」ということになる。
 題に注目するというのは読解に置いても大切だが、書く作業に置いても意識させることが重要だと思っている。
そのことを「構造化の自覚」ということでブログにも書いてきた。構造的に書くことで、今度は構造的に読むことができる。読む活動と書く活動は表裏一体なのである。
 
 もう1つは、「文章には要点の部分と飾りの部分とがある」という主張で

・「要点の部分」=一般的な表現
・「飾りの部分」=具体的な表現

という構造になっている。これは、大西忠治氏の言うところの「柱概念」である。
 「一般的な表現」というのは誤解を含みそうな言い方で、
次ページの言葉で言えば「主張」、
よく使う別の言葉で言えば「抽象」である。
 「もっと具体的に論ぜよ」ということを「抽象のハシゴを下りよ」などと宇佐美寛氏は使った。
 例えば「愛国心を授業する」とはどういうことなのか、それを具体的に述べないと賛否は語れないということを「具体的に語る」という観点でブログに書いた。
筆者の主張が分かりにくいので「例えば何のことなのか」を考えさせる実践もしてみた→ここ

 いろんなところで学んできたことが、集約されているようなので一気にまとめてみたい。
 

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