品格と徳
12月5日付の中日新聞のコラム「中日春秋」が目に留まった。→ここ
◆明治初期に、見知らぬ人力車夫同士でも助け合う光景に心打たれた英国人教師の話。
◆友人が病気を治療してもらったお礼にと家まで送ってくれた車夫の話。
◆日本人の「善徳と品性」をたたえた米国人モースの話。
・・・「当時は貧しい暮らしだったろう。でも、名もない人々が示した心意気は、今の時代から見ればきらりとした光を放つかのようだ」というコラムの言にうなずいてしまう。
新渡戸稲造の「武士道」については、一部批判もある→ここ
しかし、新渡戸「武士道」が記した「仁・義・礼・忠」などの徳は、日本人が(いや人間が)失ってはならない心意気である。たとえば ここ
日本人はいつから身勝手になり、利己的になったのかなどと嘆くことはしない。
今だって、徳のある行いをしている人はたくさんいるはずで、そうした行いが話題にならず、とんでもない犯罪行為だけがニュースになるから、世の中が荒んでいるというイメージがすり込まれてしまう。
もっともっと徳のある行為がアピールされる世の中になるといいし、
学校関係者としては、もっともっと徳のある行為を子ども達に紹介していきたいと思う。
※紹介された渡辺京二氏の「逝きし世の面影」は、ネット検索したら名著の評判だった。
※すみません『国家の品格』まだ読んでいません。この本で新渡戸「武士道」が紹介されているそうです。
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