人を選ぶなら
「ひげを剃ったら就職できるよ」と言われ、ひげを剃ったドイツの青年。
詳しくは→ここ
ひげ面で鼻にピアスをしていたフランクさんが州首相に「仕事がないのは政治が悪いからだ」と絡んだ。州首相は「顔を洗ってひげをそれば仕事が見つかるよ」と冗談交じりに助言。本当にひげをそって鼻のピアスを外し、別人のようになったフランクさんは記者会見で「これで仕事がもらえるかい」と訴えた。
・・・この両者が同一人物と信じられない人もたくさんいるだろう。
「人は見た目が勝負」と思いたくはないが、やっぱり「人は見た目か」の典型例のような写真である。
本日は中学校の終業式。
全校生徒が体育館に集まる。
この中で、誰かを採用するとしたら誰を選ぶか、と言われたら
「服装の整った子」
「目を見て人の話を聞いている子」
「聞く姿勢の素晴らしい子」
を選ぶ。
悪いけど、この3点で選べば、まず間違いないなあと思えてしまった。
ひげでボサボサだろうが、サッパリした顔だろうが中身は同じだという人もいる。
しかし、他者意識で自分を見れば分かる。
自分がお客さんだったら、どちらが店員としてふさわしいと思うか。
自分が社長だったら、どちらが「真面目に働く」と思うか。
・・・「自分を貫く・自己主張・個性豊か」という観点で選ぶなら「ひげボサ」でもいい。
でも、「真面目さ」や「従順さ」が求められる仕事の方が世の中多いから、「ひげボサ」が断られる確率の方が高いのである。
まあ、そんなこと承知で「ひげボサ」しているなら好きにすればいい。
「ひげボサ」でもOKという仕事をひたすら待つもの、個人の自由である。
高校入試や会社の採用試験で、だらしない服装や奇抜な頭髪で合格すると思っている生徒は誰もいない。合格したければ、人の制服を借りてでも、こぎれいな格好をしていく。
ということは、だらしない服装や奇抜な頭髪をしている生徒も、自分で「×」だと分かってやっているのである。
「自分は、それでいいと思うのか」
「相手は、あなたの格好を見てどう思うだろうか」
を問いかけていくことが大事かなあと思う。
そう思った理由は、また後日詳しく書くつもり。
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