「武士道」から「和俗童子訓」へ
会津若松市の「あいづっこ宣言」について「童子訓のようだ」という指摘がWEBにあった。
「童子訓」で検索してみる。
いろいろ出てきて整理するのが大変だった。
明治時代の「武士道」で再評価される「徳」は、江戸時代の儒学者の教えと通じている。
とりあえず、今日は、このようにまとめてみる(盗用といえば盗用ですから、心苦しいなあ)。
江戸元禄時代の儒学者であり『養生訓』の著者貝原益軒(1630~1714年)が「子どもの教育に関する体系的な書として『和俗童子訓』を著わした。
益軒の著作は武士庶民を問わず江戸時代の人々によく読まれた。
『和俗童子訓』は日本初の"子ども教育論"であり寺子屋のバイブルだった。
益軒によれば「しつけとは幼い子どもに生活上の習慣や社会で守るべき規範を身に付けさせること」としている。
「およそ小児は智なし、心もことばも万のふるまいも、皆かしづきしたがう者を見習い聞きならいて、かれに似する」=子どもの心も言葉も全ての行いも、見習い聞き習い模倣することで、その人に似通ってくる。
①およそ子を育てるのに、生まれたときから度を越した愛情を注いではならない。
度を越した愛情を注げば、子を台無しにする。
② 「人の悪徳は衿(きょう)なり」=人が徳にはずれて悪いのは、誇ること、いばることである。子どもに善行があったり、才能があっても褒めてはならない。褒めると、高慢になって学問もしなくなり、また、人から学ぶこともしなくなる。
③幼いときから、心、言葉は「忠信(まこと)」、すなわち誠心誠意を主とし、嘘・偽りがあってはならない。
もし子どもが嘘をつき、人を欺くような場合には、厳しく戒めなければならない。
まして、親の方から幼い子どもを欺いて嘘をつくことを教えてはならない。
親が嘘をつけば、子どもがそれを習うからである。
④ 父母が子どもを厳しくしつけなくて、度を越してかわいがることをすれば、子どもは父母を軽蔑し、行儀が悪くなり、道に背くようになってしまう。
⑤子に対しては幼い時より、孝悌の道をもっぱら教えるべきである。
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