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February 13, 2007

陰陽二元論の世界観

 論理エンジンの出口氏の「論理力ノート」から、弁証法を学んだ。
http://take-t.cocolog-nifty.com/kasugai/2006/11/post_cc3f.html

 それは2者択一では物事は割り切れない発想法なのであると単純化して解釈している。
 さて、先日、学校の図書館の廃棄図書で目にしたのが次の本。

 「論語~その裏おもて~」駒田信二 主婦の友社
  昭和52年第一版

 
 全部読んでない。冒頭部だけ読んで、それだけで感激した。
 一部引用する。
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 この「人間万事塞翁が馬」も「禍福は糾墨(きゅうぼく)の如し」も、わが国の諺の「楽は苦の種、苦は楽の種」や、江戸の『いろは歌留多』の「楽あれば苦あり」などの句とは、根本的にその思考をことにする。
 「楽は苦の種、苦は楽の種」は、苦と楽とを因果関係においてとらえたものであるが、「人間万事塞翁が馬」や「禍福は糾墨の如し」の禍と福は、因果関係ではなく、福には必ず禍が内包されているものであり、その禍(福に内包されている禍)にはまた、必ず福が内包されている、という陰陽二元論的な思考にもとづくものなのである。
 陰陽二元論とは易の思想である。陰陽二元の対立をその根本原理として、万物の生成変化を陰陽二元の転変をもって説明しようとするのが易である。
 「易」とは「かわる」という意味である。陰と陽とは対立するものではあるが、陰はあくまでも陰、陽はあくまで陽、と固定した不変のものではなく、陰は陽を内包し陽は陰を内包するものとして考えられる。
 たとえば、柔は陰であり剛は陽であるが、柔の中には剛がひそみ、剛の中には柔がかくれている。静は陰であり動は陽であるが、静がきわまれば動となり、動がきわまれば静となる。
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 私は、この文面を読んで、次のような出来事と重ねてみた。
・好きな子の中にも嫌いな一面があり、嫌いな子の中にもいい一面がある。
・今好きな子をいずれ嫌いになることもあり、今嫌いな子を好きになることもある。

 「万物流転」というか、日本人の好む「無常観」につながるようなものを感じた。
 こんなややこしい内容は、数年前ならギブアップしていた。
 2者択一ではなく、そこから第3の名案を練り上げていくのが弁証法の「止揚」。
 2者択一を固定せず、無限に変化していくものとするのが「易」の思想。

 ウイキペデイアの「陰陽」は
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B0%E9%99%BD

 大学で哲学をさぼっていたせいか、分からないことや知らないことが多くて情けない。
 でも、そのおかげで、「知る喜び」が今でも味わえる。
 「知らない」ことが今の自分にとっては「陰」であり「陽」なのである。

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