電気とガスのエネルギー
・電力会社のオール電化の宣伝
・ガス会社のエコウイル
・・・オール電化に比べると「エコウイル」の方が少し難しい。
http://www.ngas.co.jp/kiki/ecowill/index.html
「エコウィル」は、ガスエンジンで発電機を回して電気をつくり、同時にエンジンの排熱を利用してお湯をつくります。つくられたお湯を、給湯はもちろん床暖房・浴室暖房などの暖房用にも利用します。エネルギーをかしこく使って、快適な毎日をおトクに実現する、画期的なシステムです。
http://home.tokyo-gas.co.jp/ecowill/ecowill01.html
エコウィルはクリーンな都市ガスで発電し、そのとき出る熱でお湯もつくり、暖房もできる家庭用のガスコージェネレーションシステムです。1kWの発電をするときに、同時に2.8kWの熱ができ、それを有効利用することで、省エネを実現します。
http://www.hokkaido-gas.co.jp/product/ecowill/p03.html
エコウィルは、自宅で発電するから送電ロスがありません。さらに自宅で発電する際の排熱を、給湯や暖房に有効利用できるのです。ふだんの生活の中で、知らないうちに省エネしている。快適に暮らすだけで、環境にやさしい。そんな新時代のエネルギーシステムがエコウィルです。
http://www.saibugas.co.jp/ecowill/mh_earth.htm
一般に発電所で発生する排熱は、遠くへ運ぶことができないため活用が難しく、エネルギー利用率はわずか40%程度。
それに比べてエコウィルは、85%と高い省エネルギー性を実現します。
火を使わないオール電化は安全だと思う。小さい子どものいる家庭も、老人家庭も安心である。
安い深夜電力をうまく利用することは電力会社にも個人にもメリットがある。
私がかつて読んだのは、「電気でお湯を沸かすことの愚」についてである。
(古い話で、引用元の記憶もない。「原発論争」の関連書物である。)
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電力会社は、ものすごい高温でタービンを回して発電をしている。
だから、わざわざその電気を使って100度以下のお湯を沸かすのは、エネルギーの無駄である。
お湯を沸かすなら、ガスで必要な分だけ沸かす方がエネルギー効率がいい。
電気エネルギーは、それでしか利用できないものに利用すべきである。
石油も、石油でしかできないものにだけ利用すべきである。
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今回調べていく中で、発電所から家庭までの電気のロスが60%もあることに驚いた。
そのようなエネルギーロスの問題も踏まえて、どんな手段が適切かを考えなくてはいけない。
たとえば、現在の衣料分野では、石油を用いた合成繊維を利用しないと、総人口の衣料はまかなえないのだと聞いた。安易に「天然繊維に戻れ」とは言えないのだ。
代替えのきかない分野では石油を使わざるを得ない。
そのような分野に石油が回せるように、代替えのきく分野での石油の消費を抑制しなくてはいけない。
・・・・話が脱線した。
電力会社が「オール電化」をPRするのは当たり前だ。
問題は、オール電化の普及は、「石油の危機」という大義の前で意味があるかどうか、なのである。
エネルギー危機という大義の前では、ガス会社の「エコウイル」の方が軍配が上がるように私は思う。
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