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February 20, 2007

「給食費未払い」と「リスニング不具合」

 先日書いた「給食費未払い」の問題と「センター試験リスニング不具合」の問題。
 この2つはよく似ている。
 似ているのは、マスコミの取り上げ方・その数値の捉え方だ。

 「リスニング不具合」のニュースは次のように報じられた。

大学入試センター試験が20日、全国735会場で行われ、初日の全日程を終了した。機器の不具合が昨年問題となったリスニング(聞き取り)は今年も受験生から「聞き取りにくい」など苦情が相次ぎ、381人が再テストを受けた。再テスト辞退者も13人いた。
 再テスト対象者394人の内訳は不具合351人、機器の落下や体調不良など43人。中には試験監督の不手際で再テストを受けた受験生も2人いた。

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070121k0000m040065000c.html
 「苦情が相次いだ」という。
 不具合の数は全国で351件。
 受験者は約50万人。
 0.08%の数値である。
http://www.sankei.co.jp/kyouiku/gakko/070129/gkk070129001.htmでは、下記のように記述している。
今回のセンター試験の受験生は49万7508人。この数字からみれば、ICプレーヤーの欠損率は0.3%、再開テストの発生率は0.08%で、さほど大きい数字には見えないが、公平が原則の入試で不公平が生じることは許されない。大手予備校「代々木ゼミナール」が今年の元日に実施した模擬試験(約2万人が受験)では、不具合の報告は1件もなかったという。

 2万人と50万では、同一機種を揃える苦労も「ケタ違い」に違うはずだ。
 確かに「不公平が生じることは許されない」が、再試験がある。
 そのくらいのトラブルに動じない心構えで受験生には臨んでほしい。
 下記のウエブでは「機器の不具合多発」と記している。
http://slashdot.jp/articles/06/01/23/0331250.shtml
 「不具合多発」という見出しは正しく事実を伝えているか。
 切り抜いた中日新聞紙上では「リスニング不具合 センター試験2年連続」という見出しもあるものの、別の部分では次のように書いている。
 「トラブルもなく順調」というのが大半の受験生の受け止め方。機器を使う限り、「この程度のトラブルは付きものだ」(教育関係者)との声は根強い。
 僕は、数値を冷静に判断する目が「メデイアリテラシー」につながっていくと思っている。
 不具合はゼロではなかった。351件あった。
  しかし、それは、全体の0.1%未満だった。
という事実を冷静に伝え、その数値をどう判断するかは読者に委ねるべきだと思う。

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Comments

給食費の未納は益々増えていくような気がします。

Posted by: toshiki | February 21, 2007 at 09:19 PM

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