リップンチェンシン=日本精神
リップンチェンシンで検索すると、いくつかヒットする。
自分は『文芸春秋』昨年の8月臨時号「私が愛する日本」で知った。
金美齢さんの言葉の中で次のように。
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台湾では、戦後、日本時代を懐かしんで、「リップンチェンシン(日本精神)という言葉が使われるようになりました。それは、旧日本軍などが使った国粋主義的な意味合いではなくて、清潔、公正、誠実、信頼、責任感といった人間が生きていく上で守る倫理、美徳といったものを総称した言葉なんですね。(中略)反対語としてインチキはするわ、お金が万能だわ、汚職は大変だし・・というやり方を「中国式」といいます。
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他国が褒め称える日本の美徳が失われているならば、手遅れになるうちに策を講じるべきだ。
しかし、だからといって「徳育の時間の設置」などと言われると、具体的に決まっていない時点で、批判も上がっている、要するに「修身教育の復活」というトーンである。
「知育・徳育・体育」だから「徳育」という言葉は決して問題はないのだがイメージが悪い。
高校の社会で実施されている「倫理」の授業という名称の方が反発が少ないと個人的には思う。
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