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July 21, 2007

ダンボール入り肉まんのニュースの責任は?

 中国でダンボール入りの肉まんが売られていたとテレビ報道があった。
 私は、いくつかのチャンネルで見た。独占スクープではなかった。
 あたかも事実の様に紹介された。

 そして、数日後、それが「ねつ造番組だった」というテレビ報道があった。
 中国のテレビ局の謝罪シーンも放映された。

 私は、当初の報道で中国のテレビ局の番組から引用なのだという解説を聞かなかった。
 日本のテレビ局は、中国のテレビ番組を事実確認せずに、たれ流したのだ。
 中華街の肉まんは、さぞかし風評被害を受けたことだろう。
 今になって、あれは中国のテレビ番組だったのだと解説し、中国のテレビ局の謝罪シーンを流した。
 しかし、中国のテレビ局のせいにすればすむ問題なのか?
 たとえ、海外の番組だって報道する以上「裏を取る」のは当然ではないのか?
 しかも、今回はバラエテイではなく、ニュース番組で流されたのだ。
 ニュース番組が、これほど安易な貸し借りで成り立っているなら、多チャンネルいらないじゃん!

 日本のテレビ局も、安易に中国のテレビ番組を垂れ流した責任に言及し、謝罪すべきだ。
 一方、我々は、テレビ番組を鵜呑みにしないように、ますます注意すべきだ。

 ちなみに、もし今回の「ダンボール肉まん」は事実だけれど、中国当局が世界的な批判をおそれて無理やり否定させたのだとしたら、今回の「捏造発覚」のニュースも安易な垂れ流し報道だったことになる。
 戦時中の報道と相変わらずのようで、日本のテレビ局のニュース報道はやっぱり信じられないな。

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July 13, 2007

イチローはすごい!

2007年7月11日(日本時間)、アメリカ大リーグのオールスター戦でマリナーズのイチロー選手がランニングホームランを含む3打数3安打2打点でMVPに輝いた。
今回は最高でも8年連続だったそうで7年連続というだけでも輝かしい。
3打数3安打でも輝かしい。
ランニングホームランは史上初ということで、それも輝かしい。
そして日本人初のMVP。

すごいとしか言いようがない。

中日新聞の夕刊に掲載された恩師の言葉。
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★野球に対するまじめな姿勢が発揮されたんでしょう
 大リーグに行く時、腕が丸太のような選手の中で、竹ひごのような彼が通用するか楽しみだった。それがちゃんと活躍し、また自分の存在をアピールした。(元名電高野球部監督 中村豪氏)
★オールスターとういう大舞台で活躍し、彼は日本人選手としの誇り。注目される場面で必ず結果を出す勝負強さは、本当にすごい。(現名電高野球部監督 倉野光生氏)
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July 12, 2007

法隆寺~「柔構造」の象徴~

Houryuu
 法隆寺は世界最古の木造建築として知られている。
 地震が多く湿気の多い日本で1300年も木造建築が残るなんて驚異である。
 ちなみに
■現代の家の寿命は20年
■伝統構法の家の寿命は300年
と言われている。
 先日の「ガイアの夜明け」では、古い家屋の柱が重宝がられていた。
 大切に使えば柱になった材木でも何百年も生き続けるのだそうだ→ここ
 中学校の国語の教科書でも紹介されているが、法隆寺が現存する理由は「柔構造の原理」である。

http://www.ne.jp/asahi/fukada/gont/concept/con-text1.htmlによれば、
  現代の家の考え方は、地震に対して地面にしっかり固定し、びくとも動かないように家全体を固めようとしています。
 地震という自然のエネルギーに対して、あくまで頑なに抵抗して、人知の力で対抗していこうという発想です。
これを剛構造といいます。
 一方、伝統構法の家は地震の力に対して、どうやってそれを受け流し、分散し、逃がしていくかという考えに基づいています。
 自然のエネルギーに対して抵抗するのでなく、柔軟に受け入れていく作りになっているのです。これを柔構造といいます。
 建物は、外力を受けたとき、一重から五重まで、それぞれがヤジロベエの如く互い違いにゆらゆらと波を打つように揺れ動き、塔全体がスネークダンスを舞うように作られています。

・・・建築構造としての「柔構造」も興味深いが、そもそも日本人が「柔構造」の発想であることも興味深い。
 かつて「八百万の神」でも書いたが、日本は外からの文化を積極的に吸収して発展してきた。
 それは、そもそもの発想が「柔構造」だからだ。
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もともと日本人は、自然の力に対抗しようという意識よりも、人間を自然の一部として捕らえ、自然の中でこそ生かされるという意識が強かったと思います。その様な背景があって、柔構造のようなすばらしい知恵が生まれたのですね。
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とも書いてある。
 確かに
◆合気道のような日本の武術も、相手の力をうまく利用している(「柔道」=「柔よく剛を制す」も同じだ)。
◆日本では、神様も仏様も同じように大切にあつかわれ、初もうでがありクリスマスがありお盆がある。
◆人に話を聞かれたくないときは、密室で話すのでなく、ふすまを全部開けて広間の真ん中で堂々と話をしたそうだ。
◆湿気や暑気を嫌って遮断するのではなく、湿気や暑気を受け入れて暮らしてきた。

・・・ 「柔構造」の思想は、日本人の誇りなのだとつくづく思う。

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百万塔陀羅尼

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 「百万塔陀羅尼」というものがある。
 ウイキペデイアでは次の解説がある→ここ
 陀羅尼と呼ばれるお経を印刷したもので、2005年現在、確認出来る世界最古の印刷物であるという。
 写経でなく印刷なのは、「百万」という数が必要だったからだ。 
 陀羅尼を100万巻印刷し、小型の塔に納めて10万基ずつ大安寺・元興寺・法隆寺・東大寺・西大寺・興福寺・薬師寺・四天王寺・川原寺・崇福寺の10大寺に奉納したのそうだ。
 これらの塔はそのほとんどが火災で焼失、或いは散逸し、2005年現在、法隆寺に4万数千基が残っているほかは、博物館や個人に数基所蔵されているのみであるらしい。
 →http://www.ndl.go.jp/exhibit/50/html/catalog/c002.html

http://www.infonet.co.jp/ueyama/ip/episode/darani.html
 印刷と云うと、ドイツのグーテンベルグ (1394~1468) が、ルネツサンスの頃、 活版印刷を始めたと云う話を先ず思い出すかも知れないが、 これは、中国で古い時代に発明された技術が十三世紀になって、ようやく西欧に伝わったものに過ぎない。(中略) 経文を百万本も作らねばならぬので、木版印刷によって印刷された。 この百万塔は神護景雲四年(770)に完成し、奈良などの諸大寺に分け納められたが、 現在、法隆寺に約四万基が残存しており、うち完全なもの百余基が保存されている。

 修学旅行の引率で法隆寺に行ったが、無意識に見たことがあるのだろうか、見ていないのだろうか。
 今年の秋は修学旅行引率なので、機会があったら確かめてみたい。

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