台湾とチャイニーズタイペイ
朝、通勤途中のラジオ(テレビ音声)から、今日のバレーボールの対戦相手が「チャイニーズタイペイ」だと流れてきた。
宣伝過剰の最近のバレーボールはあまり見ないので「チャイニーズタイペイ」が日本にとってリベンジの相手といわれてもよく分からなかった。
それって、台湾のこと?
職場に着いて新聞のテレビ欄を見る。
バレーボール女子・ワールドグランプリ2007予選ラウンド東京大会 「日本×台湾」
とある。
しかし、ネットのテレビ欄解説では「日本対チャイニーズタイペイの試合を送る」と書いてあるし、テレビ実況は「チャイニーズタイペイ」を連呼していた。
ネット検索してみたところ、「台湾」が国際大会で「中華人民共和国」と別の国家として出場するには、かなりの苦難があったことも分かった(まだまだでかじっただけ)。
「はてなダイアリー」には次のように解説されていた。
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オリンピックやスポーツのワールドカップなどで台湾はこう表記される。中国語では「中華台北」と標記。最近では「中国台北」とも。
台湾がこのような通称で呼ばれるのは、「ひとつの中国」を標榜する「中華人民共和国」政府が台湾を自国の省の一つだと主張し、「台湾」という語を国名の意味で用いることに対して様々な形で抗議やいやがらせを行なっているため。
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「台湾」「中華民国」と名乗っては国際大会に出場できないし、中華民国の国旗も使用できない。
テレビ実況では確認できなかったが、たぶん台湾は上記の国旗を使用していたはずだ。
そのような状況でありながら新聞のテレビ欄で堂々と「台湾」と表記しているのは、確信犯的な日本の良心によるのだろうか。 「台湾」と「中華民国」の関係もずいぶん微妙だ。
いい機会なので、もう少し調べ学習してみたい。
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