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September 30, 2007

安倍さんの戦略は正しかった?

 新政権発足を受けて実施した毎日新聞の世論調査によると、福田康夫内閣の支持率は57%で、発足時比較で歴代5位となった。不支持率も支持率の半分以下の25%にとどまったのだそうだ。

http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20070927k0000m070166000c.html

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毎日新聞は4、5両日、電話による全国世論調査を実施した。
安倍内閣の支持率は22%で、昨年9月の政権発足以来初めて3割を切り最低を更新した。
不支持は65%で発足以来最多。政党支持率は自民党が17%で55年の結党以来2番目に低く、
民主党は33%で98年4月の結党以来最高で、政府・与党には参院選惨敗を反映した厳しい結果となった。
安倍晋三首相の続投表明に対しては「辞めるべきだ」が56%で、「辞める必要はない」の41%を上回った。
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という8月6日の記事当時とはえらく違う数値だ。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070806k0000m010126000c.html

 安倍首相の突然の辞任の会見の中で「私がやめる事で局面の打開をはかる」というようなニュアンスがあった。
 すごい。
 支持率が急上昇したんだから、安部首相の思惑通りだということだ。
 マスコミも安倍政権に比べ、歓迎ムードが漂っている。野党は具体的な批判ができないでいる(というよりマスコミが取り上げていない)。
 この支持率が「直近の民意の反映」ならば、野党は「民意を反映していないから解散総選挙すべきだ」なんて軽々しく言わない方がいい。

 http://www.asahi.com/politics/update/0927/TKY200709260416.html
によると、
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福田内閣支持53% 「古い自民」56% 本社世論調査
2007年09月27日00時19分
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◆内閣支持率は53%、不支持率は27%だった。
◆安倍内閣の最終の支持率は、内閣改造直後(8月27、28日調査)の33%だった。
◆政党支持率は自民33%、民主25%、公明4%、共産3%、社民1%などだった。

であったことが分かる。
 民主党以外の党首が「民意を反映していない政府」を非難する姿がよく分からない。
 民意を反映しろ、というなら1ケタ支持率の政党は自ら身を引くべきではないのか。
 今、解散総選挙をすれば「自民か民主か」で2極対立になるのは当然のことで、他の野党など反自民で結託するぐらいなら最初から民主党として立候補すればいい。
 もし、反自民連合による民主党政権ができた時、共産党や社民党は民主党を最後まで支持する気があるのだろうか。民主党は共産党や社民党を受け入れる気があるのだろうか。

 反自民だけで結託して、批判ばかりしている政党は「責任政党」として認められない。
 自分は自民党を支持する気はないが、今の野党の戦略では自民党を越えられないと思う。
 福田総裁・福田首相歓迎のムードをマスコミがつくっている中で、反自民に過半数の票が集まるとは思えないからだ。

 前回の参議院選挙結果は
 自民 37 公明9  民主60 共産3 社民2 国民新2 日本1 諸派 無所属6  
 37議席とれなかった政党が高飛車に「民意の反映」などという偉そうな言葉を使わない方がいい。
 自分たちの政党支持率や参議委員選挙の結果を謙虚に受け止め、品格のある態度で言葉を吟味してほしい。

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