「コレステロールに薬はいらない」(角川書店)
人間ドッグにかかって、コレステロールが高いことを指摘された。「要診断」である。
薬をもらったらすぐ下がるので、薬を飲もうかと思ったら「とりあえず体重を落として3ヶ月様子を見る」と言われた。
次の日、冒頭の新書を目にして思わず買ってしまった。
「えー」と思うような内容だった。
少なくとも「診断ー即投薬」とならなくてよかった!
・なるほど、総コレステロールで240~280くらいなら、むしろ健康なのか。
・総コレステロールの要診断の基準を240以上から220以上に下げるだけで、製薬会社は巨額の利益を上げることができるわけか。
・コレステロールが高すぎると心筋梗塞、低いとガンの死亡率が高まるのか。
・厚生省や日本動脈硬化学会の提示する220という数値の根拠が極めて怪しいということなのか。
・メタボリックシンドロームというのも新手の商法で多くの日本人に薬を売りつけるためのための詭弁なのか。
鵜呑みにせずに、疑問点も列挙してみよう。
・浜氏は、入手したデータを分かりやすく(状況に応じて)手直ししたものを提示している。その手直しの課程がよく分からなくて、情報操作されていても分からない。
・病院では今は総コレステロールでなく、悪玉の量が問題になっていると言われた。本書のように総コレステロールの数値だけ気にすればいいのかどうか分からない。浜氏は善玉・悪玉という分け方はそもそもおかしい、と言われるが、ネットサーフィンしても、なかなかそう断定してくれる資料が得られなかった。
厚生省や医学界の提示するデータが信用できないと全くお手上げだなあ。
少なくとも医薬品のコマーシャルには気をつけよう!
以下のHPなどは公平な記事だろうか。
http://www.kyoeikasai.co.jp/kpa/agent/monosiri2006-29.htm
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Comments
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Posted by: home std testing kits | May 28, 2014 04:13 PM
Thanks for a marvelous posting! I seriously enjoyed reading it, you're a great author. I will be sure to bookmark your blog and may come back someday. I want to encourage you to ultimately continue your great work, have a nice evening!
Posted by: dead trigger 2 hack | May 29, 2014 07:29 AM