格差社会を生み出す大企業の繁栄映
ワーキングプアや格差社会の問題を目にすると、学校関係者としても2人の子どもの親としても、黙っていられなくなる。
トヨタが絶好調で、他府県からは、よく見られる愛知県だが、下請け企業は大変らしい。
トヨタの批判は広告主を失うので、タブーなのだとも聞いたが、12月17日の中日新聞では「格差の中で」という特集記事で、トヨタの批判がしっかり書かれていた。
◆(トヨタの四次下請け工場で)、業績が伸びず、五年前から冬のボーナス支給を凍結している。トヨタの躍進のおかげで仕事は増えたが、利益につながらない。元請け親会社のコストダウン要求がきつくなり、経営改善のきっかけをつかめていない。
◆親会社の年間平均ボーナスは、この工場の若い社員の年収を上回る。
親会社のボーナス以下の年収で下請け工場は働かされている。
親会社は「働かせてやっている」とでも思っているのだろうか。
愛知県はトヨタのおかげで潤っているのだろうか。
それとも、トヨタのおかげで苦しんでいるのだろうか。
「『生産台数世界一」を確実にしたトヨタ自動車の下請けにさえ、ボーナスが払えない工場がある」
とある。
これは「トヨタでさえ」ではなく「トヨタだから」のように思えてならない。
利益至上主義のトヨタだから、そこまで下請けに非情になれるのではないか。
パート雇用に頼る企業が正社員登用を増加することを願っているし、
下請け企業に非常な単価切り下げをさせないことも願っている。
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