電気エネルギーは、モッタイナイ
今年に入って、テレビで「温暖化」「CO2削減」の特集が多く見られた。
夏の洞爺湖サミットまでに、ホスト国日本が何ができるかが問われているからだろう。
電気とガスの違いについては、以前も書いた。
http://take-t.cocolog-nifty.com/kasugai/2007/02/post_a4fb.html
電気エネルギーの問題を次の2点だと考えた。、
(1)送電ロス
(2)そもそも高速タービンを回すほど高温にしておいて、お風呂や調理ではモッタイナイ
さて、1月7日の中日新聞のコラム「マイナス80」で、名古屋大学教授の竹内恒夫氏が、最後に次のようにまとめている。
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日本の家は、熱を使う、特に電気を熱源とする機器を数多く持つようになりました。日本のように、発電所から電気を直接の熱源とすると、発電のために使う石炭・石油・天然ガスが実にモッタイナイのです。
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竹内氏は、これ以上述べていないので、送電ロスの事を述べているのか、電気を熱源とすることの無駄を述べているのか、はっきりしない。
はっきり「電気」を批判してはいないし、湯沸かしや調理ならガスの方が良いとは一言も言っていない。
昔の家庭は薪や炭を利用したが、薪や炭は木質系バイオマスであり、カーボンニュートラルな燃料と言うにとどめている。
物を燃やせばストレートにCO2が発生しそうだし、ダイオキシンもあるんじゃないかと疑われる。でも炭や蒔はカーボンニュートラルだから、問題ないのだ。
一方、電気はクリーンで安全で環境にやさしそうだと思われる。もちろんお年寄りや幼児には電気による調理は安心だ。しかし、目に見えない火力発電所では、せっせとC02が吐き出されている。
目の前の事象にとらわれず、マクロに環境を考えるようにしないといけない。
CMに惑わさたり、イメージに惑わされたりしてはいけない。
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