食の安全保障
中国ギョーザについてブログに書いたら、翌日の中日新聞の社説が「食の安全保障 自給率はもう限界だ」だった。
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2008021102086745.html
◆食料生産の舞台裏を記録した映画「いのちの食べかた」が異例のヒット中だそうだ。
◆六〇年代はじめ、日本の自給率は約八割。ドイツの六割よりも高かった。
◆パン食が普及し、九一年の牛肉自由化が、肉食に拍車をかけた。和食の自給率56%に対し、洋食は14%。
◆頼みの中国も、十三億の人口を抱え、二〇〇四年から農産物の純輸入国。
◆米国は、日本の輸入量の七割を賄う大豆畑をつぶして、トウモロコシから油を搾るバイオエタノールの増産に突っ走る。
◆豪州では異常気象が、小麦の生育に深刻な影響を及ぼし、近海の漁業資源は底をつく。
◆自給率94%の米を余らせ、埼玉県の面積に相当する耕作放棄地を抱える矛盾、
◆食料の輸送距離に重量をかけた「フードマイレージ」が世界で断然一位の無理
◆宴会料理の15%を食べ残してしまう無駄。
「命をつなぐ食料を他国にゆだねるさまざまな危険や無駄と向き合うことから、自給率向上への道筋がきっと見えてくるはずだ」と結んでいる
食の安全保障・国家戦略の必要性は、国防以上に重要だ。
核攻撃がなくたって、食糧輸入がストップしたら日本はお手上げなのだ
もちろん輸入食品にテロ集団が薬物混入したら大パニックになる。、
「C02削減の観点から「フードマイレージ」を考え、地産地消を考える。
「限界集落」「離農」の観点から、農業政策を考える。
「雇用確保」の観点から、農業従業者の拡充を考える。
他人事ではない。他人任せでもいけない。
自分にできること・子供たち自身ができることを考えていかねばならない。
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