大豆と牛肉
中日新聞の日曜版に掲載される大図解シリーズで「水危機と食料」が掲載された。
保存しておいたのだが、しばらくして紛失してしまった。
すごく気になるデータがあったのでネットで探してみた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/daizukai/2008/CK2008022902191492.html
ネットで見られる画像では詳細な文章が分からなかったが、どうやら次のサイトで見られる数値と同じデータのようだ。
http://210.165.9.64/giants-55/e/2e41b288ee082ac14f1360f0d7921f68
【食料1kg生産に必要な水】
(東京大学生産技術研究所・沖大幹教授等のグループ試算による。)
・ トウモロコシ : 1.9トン
・ 小麦 : 2 トン
・ 大豆 : 2.5トン
・ 白米 : 3.6トン
・ 豚(正肉): 5.9トン
・ 牛(正肉):20.7トン
ここで注目したいのは大豆と牛肉1キロを生産するのに必要な水の量が10倍も異なる点だ。
どうせ蛋白源になるなら、牛肉を食べなくても大豆を食べた方が水の無駄がない・エネルギーロスがないということだ。
そして、フードマイレージ(食糧の輸送距離)によるCo2の排出量を考えたら、できる限り国内で食料をまかなうべきなのだということになる。
いわゆる地産地消だ。
ウイキペデイアには次のようにある。
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農林水産省の2001年の試算によると、
日本のフードマイレージは、総量では世界中で群を抜いて大きく、国民一人当たりでも一位となっている。
これについて農水省幹部は「現代の日本人が歴史上のどの時代における、どの国の王侯貴族よりも贅沢な食事をしていることになっている」と解説している。
国名 総量 国民一人当たり
日本 9002億800万 7093
韓国 3171億6900万 6637
アメリカ 2958億2100万 1051
イギリス 1879億8600万 3195
ドイツ 1717億5100万 2090
フランス 1044億700万 1738
※単位:トン×キロメートル
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私が、このウィキペデイアの記事に驚いたのは、2001年の段階で農水省は「フードマイレージ」の問題意識があったということだ。
私自身がこの言葉を聞いたのは、この1年内だからだ。
改めて、自分のアンテナの低さを恥じてしまった。
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