ガソリン税25円の論理
「タクシー1人で年490万円=深夜帰宅など、道路財源で支出-国交省」というニュースがネット掲載された。
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2008年4月7日(月)19時45分配信 時事通信
道路特定財源から2007年度に支出された国土交通省職員のタクシー代のうち、1人当たりの最高額は490万円に上ることが7日、分かった。この職員は関東地方整備局道路部に所属し、深夜帰宅時などにタクシーを190回利用していた。1回平均約2万6000円と高額で、峰久幸義事務次官は同日の記者会見で「ほぼ連日のタクシーの深夜帰宅は問題。業務管理やタクシー利用など改善を進める」と述べた。
同省の07年度(4月から08年2月)のまとめによると、利用額が多い上位10人は186万~490万円を使っており、107~274回乗車していた。残業時間は295~855時間で、残業代は75万~266万円。タクシー代や残業代はいずれも道路整備特別会計から
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深夜におよぶ残業はご苦労さんかもしれないが、残業代もタクシー代も「道路特定財源」では、理解は得られにくい。
そのような無駄やぜいたくも含んでのガソリン税25円であったのだ。
なのに必要な道路を造るために25円のガソリン税を復活させようという話も出ている。
おかしい。
無駄な使われ方もあったから、25円は課税しすぎでした。20円に下げるのでご理解ください、ということにならない理屈が分からない。
また、福田首相は、ガソリンの値段が下がればガソリンの利用料が増えるからCO2が削減できないと訴えたこともある。
道路特定財源でせっせと道路を建設すれば交通量が増えるから、それだってCo2削減に逆行するのではないか。もちろん渋滞の解消が燃費向上につながることは分かっているが・・。
ガソリン消費抑制のために課税をしても、そのガソリン税分がCo2を増加させる方向で運用されるのでは意味がない。
それに福田首相は「道路特定財源は一般財源化します」と訴えたが、それって既に小泉首相が決めた内容ではなかったのか。今更、目新しそうに言われてもねえ・・。
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