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June 14, 2008

科学的な思考と文学表現

Hyousi0804
ありがたいことに「サイエンスウインドウ」という冊子が学校に配られる。
科学技術振興機構の出版物で、HPからもダウンロードできる。
http://www.jst.go.jp/rikai/sciencewindow/

古くなったが4月号は「言葉ってスゴい!」が特集。
理科的な立場から、言葉・表現・思考について言及している。
P8は、次の見出し。

「分かった!とは自分のことばで説明できてはじめて得られる感覚でしょう」

・・・この指摘は、すばらしいと思う。とても重要な指摘だ。

特に興味深かったのは「文学的な表現」とも言える比喩表現と、科学的な表現の折り合いだ。
P13の記述。
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理科の観察事象を発表したり、レポート記述をする場合、比喩表現(メタファー」のようないわば文学的な描写表現は推奨しないというのが教育現場の一般的なスタンスだろう。
(中略)
ところが、こういった事象と初めて向き合う子どもたちは、食塩水が塩をもうこれ以上とかすことがないと気付いても「飽和」という言葉は、知らないので当然出てこない。
ある子どもはやっとの思いで「水が満腹だ」と言い、ある子どもは熱が伝導していく様子を「ロウが逃げるようにとける」と表現した。対象を人物にたとえた擬人表現である。
 井上教科調査官(国語科)は、「これらの比喩表現は子どもが思考の過程で用いたもので、生活の基盤から出た主体的な言葉です。先生方には子どもの豊かな表現を上手に取り入れて、科学の言葉に結びつけてあげてほしいですね」と話す。
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 全く同感なので、数ヶ月経過しても、いつか記しておきたいと記憶していた部分だ。
 同じような意味がP15の八嶋真理子先生の次の言葉。
「子どもたちにとって、イメージがたくさん生まれる国語と、実験や観察などの体験がたくさんできる理科とを、一工夫して組み合わせると、楽しい授業に発展すると思います」
 これも意義ある言葉だと思う。
 P18・19にはPISA学力調査の「科学的リテラシー」の特集もあり、
 「探求心や自信、楽しさ、目的意識が足りない」
 「自ら疑問を見つけて問題集にない問題の解決を」
とある。
 勝手に仮説を設定すると、次のようになる。
◆自分の言葉で科学的事象を表現することで、主体的な学びが生じるのではないか。
◆自分の言葉で科学的事象を思考することで、科学的リテラシーの力がつくのではないか。

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