「のだめカンタービレ」と春日井市
「のだめカンタービレ」という漫画については少ししか知らない。テレビドラマも観なかった。
春日井市で「のだめカンタービレ」のコンサートがあるということもポスターで知ってはいたが、すでに完売状態。
もちろん「のだめ~」と春日井市の関係などは知らなかった。
副市長さんのブログでいきさつを知ることができた。
http://blog.livedoor.jp/nanahomma/archives/51662170.html
「のだめカンタービレ」はクラシックを描いた漫画が原作となっているが、かすがい市民文化財団のスタッフにこの漫画の熱烈なファンがおり、たまたま茂木大輔という名指揮者のマネージャーと縁があったことから、それがきっかけとなって、生のオーケストラと映像とのコラボレーションという、新しい形の音楽会を3年前に日本ではじめて開催したのであった。
その後漫画が爆発的にヒットし、テレビドラマ化されたことから、日本全国にのだめ疾風が沸き起こり、春日井発の「のだめ音楽会」も全国に展開されるようになって、うちの財団スタッフも全国各地にお手伝いに行っている。
今年もひろがって兵庫県のたつの市でも行われたが、その担当者が2部146期の元自治大研修生で、去年春日井を訪ねてきて、「先生、春日井のこの取組み、ほんま、すごいですわ。今度は地域創造の支援などもお願いして、たつのでもやりたいと思ってます。」と言っていたが、まさにその言葉どおり地域創造の支援を受けることができたのである。
こうやってみると、結構この「のだめ音楽会」は春日井市のPRにもなっているようである。
・・・そうだったのか。「のだめ~」のコンサートが春日井市で開催されたのは、たまたま回ってきたのではなく、春日井が発祥だったのか!
「のだめカンタービレ」のHPにも、春日居市との関わりが紹介されている。
http://www.me.ccnw.ne.jp/kasugai_zaidan/nodame/
★“のだめ音楽会”の誕生
『茂木大輔の生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会』の記念すべき初演は、2006年1月、春日井市(愛知県)で開催されました。漫画“のだめカンタービレ”をベースにした初めてのコンサートで、クラシック公演では異例の、発売から一週間でチケットが完売という快挙を成し遂げたのです。
そもそも“のだめ音楽会”は、“のだめ”の熱烈なファンであった、かすがい市民文化財団スタッフKと、茂木大輔氏のマネージャーが以前、同じ職場で働いていたという、不思議な縁がきっかけで誕生しました。
「二ノ宮知子先生の漫画の素晴らしさとともに、作中で登場する楽曲の素晴らしさを、わかりやすく、そしてなにより楽しく観客に伝えたい!」。そんな茂木氏の熱い想いを受け、かすがい市民文化財団スタッフが映像を製作し、生のオーケストラとコラボレーションすることによって、新しい形の“のだめワールド”を作り上げたのです。
その後、マンガの爆発的な人気上昇とテレビドラマ化がきっかけとなり、日本中に“のだめ”&クラシック旋風が巻き起こりました。同時に、“のだめ音楽会”も、全国各地で開催されることになり、今まさに、あなたの住む街でも、新しい “のだめワールド”が広がろうとしているのです。
・・・テレビドラマよりも先だったというところが誇らしい。
ただ、春日井市の教員として、そのあたりの事情を知らなかったことは実に恥ずかしい。
「YOSAKOIソーランの創始者の長谷川岳さんは春日井市出身なんですよ」と強調しても春日井市でYOSAKOIが開催されているわけでもないのでアピールにはならない。
それに比べ、「のだめ~」は、春日井発祥で、しかも現在進行形だ。
このような誇るべき「我が町」を教育の現場で確かに伝えていくことが大事なのだとつくづく思う。
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