愛知の醸造文化
古い話だが、5月31日(土)の中日新聞夕刊に「いのち伝承 愛知の醸造文化」と題した広告が掲載された。
ネットで、調べてみたら今でも中日新聞のサイトから閲覧できることが分かった。
http://www.chunichi.co.jp/k/inochi/series/series17.html
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愛知の醸造文化
日本は世界の中でも屈指の発酵食品が豊かな国です。特に発酵させ醸造して生まれてきた味噌、しょうゆ、みりん、酢などの調味料は、私たち日本人の毎日の食生活に欠かせない存在になっています。愛知県南部では古来より伝統の醸造技術を活かし、酒をはじめとする醸造製品が盛んに造られてきました。温暖な気候・風土に加え、矢作川、豊川など豊かな水源もあり、三河平野で収穫された米、麦、大豆をもとにした発酵・醸造製品が数多く算出されてきた土地柄となっています。
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・・・なるほどね。これは、とっても大事な指摘である。
以前、岡崎八丁味噌に職場見学に言ったとき、岡崎で味噌造りが盛んになった理由を聞いたことはあったが、愛知県全体を「醸造文化」でくくれるとは思わなかった。
ちなみに私の育った西枇杷島町にも醤油や味噌を製造している工場があって、脇を通ると独特の香りがあった。そういえば酢の工場もあった。
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大豆からは味噌・しょうゆ、米からはみりん・酢が造られます。これらの醸造調味料の中でも、独自に発達した醸造製品が愛知県にあります。三河武士の兵糧食に用いられたと言われている「豆味噌(赤味噌)」は、味噌の中でも旨み成分が最も多いと言われているこの地方独自の醸造品です。その豆味噌から生まれたツヤやコクのある「たまりしょうゆ」は全国でも有名となっています。また、小麦に少量の大豆を合わせて仕込んでできた「白しょうゆ」は愛知県の碧南市が発祥の地となっています。郷土の風土に育まれ先人達の知恵や工夫によって進化してきた天然醸造の「味噌・しょうゆ・みりん・酢」などの調味料づくりが一つのひとつの地域に集積している愛知県は全国でも愛知県は全国でも稀な醸造王国と言えましょう。
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すごいじゃん。
愛知県民にとって、なんと誇らしい内容であることか!
醤油ソースは国際的にも評価が高い。
それが、この愛知の地で、こんなに盛んだったなんて。
「醸造」に特化して観光プランを考えたり、新たな授業プランを考えてみることで、愛知県民であることに自信の持てる子ども達を育みたい。
◆画像は、出身地、西枇杷島の「ナカモみそ」の会社HPからいただきました。
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