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January 01, 2009

宮西達也氏の思い

 学校の図書館で宮西達也さんの絵本をのぞく。
 たとえば『きみはほんとうにステキだね』
 何度読んでも、思わず涙が出てしまう。
 何というステキなストーリーなのか、というのは単純すぎるのだろうか。
 『泣いた赤鬼』と同じ。そもそも、私は「自己犠牲」のストーリーに弱いのだ。

 自宅には「宮西達也展」のパンフがある。
 2007年8月29日から9月17日。財団法人ちゅうでん教育振興財団(中部電力)の主催で、会場名古屋市の電気文化会館。私は行っていないが、妻と次男が行っている、
 パンフの「ごあいさつ」には次のように書かれている。
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今回ご紹介する宮西達也氏は、一貫して家族をテーマに創作し続けている絵本作家です。『にゃーご』や『テイラノサウルスシリーズ』に見られるように、宮西氏の描く主人公は嫌われていたり、恐れられていたりと、一筋縄ではいかない姿で登場します。しかし、彼らは弱者との出会いと優しさによって、自分の持つ力の意味と、本当の強さに気がついていきます。
現代社会において忘れがちな、しかし受け継がれていくべき普遍的な正義と愛情がそこには描かれています。子どもたちが物語の本当の意味を知るのはまだ先かもしれません。しかし、いつか無償の愛を与える存在に出会い、自分が与えられてきた愛の深さに気づくとき、もう1度絵本を手に取っていただけたらと思います。(後略)
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 なるほど、作者の書物をトータルで眺め、その共通性に焦点をあてると、このようなテーマが見えてくるということか。
 宮西さんの作品に見られる特徴を見事に言い表している。
 でも、ここはやっぱりご本人の言葉で確かめたいところ。
 これが、ちゃんと載っている。
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大事なものは

僕の絵本には、乱暴者のキャラクターが多いんです。テイラノサウルス、おおかみ、にゃーご、みんな、弱い連中を食ってしまおうと狙っています。見るからに恐ろしいやつらです。
なぜ、こうした悪役を出しているかというと、僕は第一に人は見かけではないと考えているからです。今僕たちは、あまりにも目に見えるものに捉われすぎています。ですから、見かけはどんなに恐いものでも、
やさしさ、思いやりによって変われるということを伝えていきたいと思っています。大切なのは力ではない。大事なものは何だろうということから出発しています。目に見えないもの、あたたかいものが、ぽっと灯ればいい。
テイラノサウルスシリーズの最新作『わたしはあなたをあいしています』は、言葉の通じない世界の話です。
テイラノサウルスはこう言います。
「ことばが つうじなくても こころが つうじあうことのほうが、どんなに ステキで たいせつだってこと、おまえたちに おしえて もらったよ・・・ありがとう」
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 なるほど、やはり作者の思いは数ある著作の共通性から見いだすことの大切さがよく分かる。
 また作中の台詞の中から、作者のメッセージを見いだすことの大切さもよく分かる。

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