愛知の武将観光とルーカス監督
3月5日の中日新聞に「県が観光振興を強化 議会2月定例会で知事示す」とのニュースが載った。
富吉賢一産業労働部長は、県内の各地に存在する武将観光の資源から「武将のふるさと愛知100選」を選んだ上、誘客を促す意向を表明。「武将観光のシンボルとなる名古屋城本丸御殿復元事業にも支援する。名古屋市とも連携して武将観光のブランドを確立させたい」と答えた。
・・・「武将のふるさと愛知100選」は、まだ選定されていないということだ。
しかし、武将観光のツアーはすでに県下で実施されている。
また、「武将のふるさと愛知」のHPは、かなり手の込んだ詳細なサイトとして完成されている。後述するが4000ページに及ぶそうだ。
http://www.busho-aichi.jp/
愛知県の「武将観光」の取り組みは、「ニューツーリズム創出・流通促進事業」実証
事業採択状況のPDFファイルにも入っている。
http://tabihatsu.jp/special/newtourism/img/nt_jisho01.pdf
そんな中で、たまたま目にしたのが、次のサイト。
http://samurai.kinbyoubu.com/ikisatsu/ikisatsu.html
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◆2003年。
企画者であるdohalandは、愛知県の武将観光ウエブサイト「武将のふるさと愛知」の制作に携わりました。その頁数、なんと約4000頁!
その際に、愛知の侍文化の深さ”江戸時代、なんと全国の約7割!!の殿様が愛知にゆかりのある人たちだったことなど”を知りました。
◆まさに、愛知は侍の国。
これは誇るべきオンリーワンの事実です。
ぜひともこの概念を全国に広め、観光やブランディングに役立てるべきだと考えました。
それと同時に、「侍」が世界に受け入れられるコンテンツであるため世界に発信するべきだと考えました。
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で、愛する愛知のために、どんなアクションを起こしたかというと、
◆侍好きのルーカス監督に、愛知での 侍映画撮影を懇願する署名◆
・・・・驚いた。
実に夢のあるプロジェクトではないか。
愛知の戦国武将の歴史を「世界的な監督の映画のロケ地」として選んでもらおうという組み合わせの発想だ。
実現するかしないかではなく、このような署名活動を思いつき、プロジェクトとして始めてしまう行動力に憧れてしまう。
たとえば、このような署名活動を授業で紹介したら、子どもたちの反応には2つの方向ができる。
①この署名活動に賛同し、広めるために自分が何をやれるか考えて、盛り上げる。
②自分ならどんな活動に取り組んでみたいかを考え、実現のための計画を立てる。
ルーカスを呼ぶという「とんでもない」イベントだから面白い。
でも、ひょっとしたら来てもらえるかも・・というところがミソだろう。
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