「エンゼルバンク」10.15号
「エンゼルバンク」10月15号は、次の主張。
◆「経営の基本は伝言ゲームです」
◆「伝言ゲームのうまくいっている会社は必ず儲かっています」
これは、そもそも「伝言ゲーム」の状態は、起こりうるという前提からなっている。
どんな企業でも集団でも、何か情報を流した時に「伝言ゲーム」のように間違って伝わっていくことはある、という前提に立つからこそ
・そのような情報のズレをどうやってなくすか
という対策が浮かんでくる。
「なぜ、情報がずれたんだ」と責めるのではなく、事前に情報がずれないような策を打っておくべきなのだ。
そのことを、漫画内で次のように書いている。
「伝言が変形した時途中の人の責任が金が問われるのがダメな会社。発信者が責任を負うのがいい会社です」
その上で、発信の注意点を示している。
「伝言ゲームの始まりとなる上司は指示の出し方をもっと工夫しなくてはいけない」
「中谷(社長)はみんなに伝わるように同じことを色んな方法で説明します」
・・・教育にとっても「指示の原則」は重要だ。
簡明の原則・一時に一事の原則・最後の行動まで示せ・数値で示せ、など。
一方で、これは組織論・運動論でもある。次の台詞は、なるほど、と思う、。
「伝言ゲームがうなくいくとは社内に自分の分身ができること」
1人で何でも処理しようとすると組織は破綻する(その人がいなくなったらお手上げになるからだ)。
常に分身ができるように意識して伝えること・文書に残すことを心がけていきたい。
それにしても、毎回ためになる漫画である!
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