日本教育技術学会 愛知大会 当日参加できます
民主党のかねてからの方針通り、教員免許更新制度は廃止の方向のようです。
私は,講習の義務が課せられるほどに教師の力量が世間から疑われ、講習を義務としなければ、日々安穏として学ぼうとしない教師が多いと思われていたのだと感じています。
免許更新制度廃止のニュースが報じられています。
このような状況の中,11月6日(土),
愛知県大府市で 「第23回 日本教育技術学会 愛知大会」が開催されます。
テーマは,ずばり,「身銭を切る免許更新制-現場が受けたい講習とは-」
http://www7a.biglobe.ne.jp/~polar/gakkai23aichi.html
本学会は,免許更新制度の長所を生かすことを主張していくつもりです。
教員免許更新制度に対する本学会長向山洋一氏のスタンスが『現代教育科学』(明治図書)6月号に掲載されています。11月2日の産経新聞連載「快刀乱麻」にもコメントがあります。
◆私は、基本的にこの制度に賛成である。それは、教師の中には「英会話の授業は持ちたくない」「パソコンの授業などできない」と公言してはばからないヴェテランがかなり存在するからだ。それのみか、高学年は絶対担任したくない」「発達障害の子を持ちたくない」と言って、ゴリ押しする状況が各地で見られるからだ。
学級崩壊したクラスをヴェテランが逃げまわり、「新卒教師」「新任教師」にまわされている状況も広く存在する。むずかしいクラスを新卒が担任して自殺まで至ってしまった例も、一つや二つではない。
どれも「教師の技量が追いついていけない」からであり、改革が必要とされているのである。(後略)◆
免許更新制度には、不備もあります。
この制度を運用する文部科学省や、講座の大半を請け負う大学に対する批判や要望もするべきだと思います。
しかし、一方で「不勉強な教師・学ばない教師」になってはいけないし、そのような教師に迎合しようとは思いません。費用も時間もかかりますが「なくしてほしい・なくせばいい」というわけにはいきません。免許更新制度を機に、教師にとって本当に役に立つ研修制度の在り方が議論されることを願っています。
それは「やらされて学ぶ」ものである必要はなく、本来は「自主的な学び」でも構わないのだと思います。
学会長の向山洋一は、かつてNHKの「おもしろゼミナール」の問題作成も担当し、現在は教育団体TOSSの代表です。
TOSSとは?
http://www.tos-land.net/?action_paging=help&content=abouttoss
TOSSインターネットランドは現場教師がボランテイアですぐれた授業アイデアをWEBで紹介しているサイトです。
http://www.tos-land.net/
「TOSS全国1000会場一斉セミナー」は,その名の通り,毎年全国各地で一定期間に教師向けの自主的な講座を2000円程度の参加費(資料代)で開催しているもので,講座担当者も現場教師です
今年度のセミナーでは静岡県の会場に当時の文部科学大臣塩谷立氏が参加,山口県の会場には安倍元総理が参加され,「自ら研修に励む先生方に敬意を表します」とコメントされました。
http://homepage2.nifty.com/87onuki/tossday/2009/index.html
私の参加する教育サークル「TOSS春日井」も春日井市教委の後援をいただき,自主的な講座を6年,開催しています。
http://homepage2.nifty.com/take-t/tossday2009.html
全国各地でTOSSのセミナーは数多く開かれており、たくさんの教師が休日に自費参加しています。
その気さえあれば強制されなくたって自主的な参加でも教師の技量は高められます。
そのような機会をとらえ、身銭を切って研修している教師の存在もぜひ知っていただきたいと思っています。
免許更新制に断固反対の立場の教師がいる半面、講座の内容を身のあるものにして継続していくべきだと願う教師もいるのです。
大会本番、間近となりました。
入金作業はすでに終了しています。
当日受付・当日入金で結構です。
都合がつくようでしたら,ぜひ大府「あいち健康プラザ」にお越しください。
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