マイケルはすごい! リハーサル映像に感動!
マイケルジャクソンの遺作映画。This is it
http://www.sonypictures.jp/movies/michaeljacksonthisisit/
ライブ映像でなくリハーサル映像であるところがよかった。
本番のライブの前に、これほどのストイックで入念な準備があったのかと思うと空恐ろしくさえ感じた。
完全主義者マイケルの細かな指示。
よりよいライブにするためのあくなき改善。
即興で音楽や振付を変えようとするマイケルと、その難題に応えようとするスタッフ。
ある場面でマイケルが少し声を荒げて修正を訴える。
その時マイケルは
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怒っているんじゃないよ。これは愛なんだ
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というような事を言った。
マイケルの言うとおりだ。
いいライブを創り上げるのに妥協はいらないし遠慮もいらない。
そんな場面で、言いたいことを口にしない方がおかしいのだ。
そのことを職場での仕事や自分のサークル運営に重ねて「自分は全く駄目だったな」と思った。
目的完遂のための苦言なら、なんら遠慮することもないのに、ついためらってしまう。
この遠慮は本末転倒の行為だ。
そう思うと、いかに自分の遠慮が無意味であるどころか、かえって有害であったかが分かる。
しかし、一方で、こうも思う。
この時、マイケルは実際に怒っていたのかもしれない。
でも、いくらよいパフォーマンスにしたいからといって、スタッフの気持ちを踏みにじってはいけない。
ストレートに思いをぶつけても反感を買っては意味がない。
ふと相手のことを考えて
「怒ってるわけではない」と口にすることで雰囲気を和らげようとしたのではないか。
だから「おこっているわけじゃないよ」というには、1つのエクスキューズではないのか、と。
言うべきことは言う。
でも、フォローはする。
勝手な解釈だが、マイケルのすごさを感じた。
楽曲については詳しくないし、ダンスについても詳しくないのだが、観終わった直後に「もう1度観たい」と感じた映画(映像)だった。
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