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December 03, 2009

スパコンの世界ランキング

「事業仕分け」に対する反撃も目立ってきた。
念のため、「1位をめざす」日本のスパコン事情を調べてみる。
最新の世界ランキング「TOP500」は、6月23日に発表されたのだそうだ。

http://www.mri.co.jp/NEWS/column/thinking/2009/2009960_1801.html

◆毎年2回発表される世界ランキングで、昨年11月に引き続き1位と2位を独占したのは、米国エネルギー省に納入されているIBMのスパコン。
◆日本からは、3月にリニューアルされた地球シミュレータ(22位)
◆宇宙航空研究開発機構のスパコン(28位)
◆設置システム数としてはトップの米国、欧州各国、中国に次ぐ7位。

 「米国とトップを競った1990年代を思い起こすと、日本勢の後退は顕著である」
というコメントは、さびしい限りだ。
 資源のない日本は、科学技術・産業技術で立国するしかないというのに・・・。

 「1位を目指さなくては2位にはなれない」どころの騒ぎではない。
 設置システム数で7位なんだから、心配しなくなって1位なんて、簡単になれるわけがない。
 コンピュータ単体は、最高で22位なのだから、もう少し上をめざして予算を拡大したっていいじゃないか、と多くの国民は思うに違いない。
 逆に
 「22位のままでいいのですか?」
 「予算が認められるのは、何位を目指すレベルですか?」
とでも聞きたいところである。
 
 そもそも、事業仕分けでは、末端(というか最先端)で活動している部分の予算をいじるのではなく、怪しげな役員の待遇など「事業外」の支出部分に絞り込んで審議すべきではなかったのではないだろうか。
 それぞれの事業の末端(というか最先端)の職員は、事業の本来の意図にそって一生懸命働いていると思う。

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