品格のある国会議員・品格のない国会議員
昨日、出張があって3時前にカーラジオで予算委員会を聞いていた。
違っていたらまこちとに申し訳ないが、自民党の棚橋康文氏だ。
あまりにも品格のない質問にあきれてしまった。
◆鳩山氏を「嘘つき」と呼び、
◆祖父や実母のことを「おじいちゃん」「おかあちゃん」とふざけた呼び方をし、
◆見学している(らしい)1年生議員(?)に対して「授業参観」と皮肉り
◆「鳩山首相を信じます」と何人かの大臣が繰り返すと「北朝鮮でもここまでひどくない」というような言い方をした。
何度か「うるさくて聞こえないから静かにしてほしい」とヤジを遮ろうとした。
無理だ。
この議員自身の発言がヤジをあおっている。
ヤジられることを想定したような下品な言い方をしておいて、周囲のヤジを叱責するマッチポンプのような愚行。
ヤジを制する前に、このような発言の方をたしなめるべきだと思って聞いていた。
鳩山総理が中学生の頃に祖父から相続されたブリジストン株の時価総額が52億だとし、相続税は誰がいつ払ったかを問い正した。
しかし、現在の時価総額で52億だとしても、相続した時の時価は違う。
そんなことは誰でも分かる。総理もそこを正したが、当時とは物価が違うとか何とか不明な言い分で正当化していた。
そのことを承知の上で「52億」を繰り返し、多額の遺産を相続したことを印象付ける。明らかなイメージ操作だ。
そのような抗議を含めてのヤジなのに、知らん顔のような口調だった(音声だけしか聞いてないけど)。
出張後、再び予算委の中継を聞いた。
伊吹文明氏の質疑。
今度はヤジは、ほとんどなかった。
静かな中できわめて真摯な発言が続いた。
時に鳩山氏・民主党に敬意を払いながら、過去の経緯を説明しながら紳士的な質疑を続けていた。
新聞では、国会の様子は伝わらない。
ニュースでは、ほんの一部しか紹介されない。
国会のヤジはよく話題になるが、ヤジが止まらないほど礼を失した発言も批判されるべきだ。
同じ自民党の伊吹氏の質疑が整然としていただけに、怒りの印象が強い。
まあ、そもそも、次の方が問題かな・
品格の問われる横綱、品格の問われない国会議員
示談が成立しても引退する横綱と 不起訴処分になったからと辞職しない国会議員
みんなの党の渡辺氏の言う通り、横綱が引退したのだから、小沢氏も・・というのが大方の意見では?
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