真央ちゃんあってのキム・ヨナの金メダル
フィギアスケートの特番を観た。
真央ちゃんにとっては、当たり前とも言えるトリプルアクセルのジャンプ。
数年前、真央ちゃんのジャンプを見たキム・ヨナは「とても自分にはできない」と思ったそうだ。
自分にはトリプルアクセルはできないと判断したキム・ヨナはどうしたか?
彼女は無理に新しいワザ=トリプルアクセルに取り組んでケガをするリスクを回避した。
今ある自分の技に磨きをかけることに専念した。
彼女にとっての「技」は、「芸術性」。
キム・ヨナは自分のできないトリプルアクセルに対抗するために、自分の持ち味である芸術性を磨くことに専念したのである。
キム・ヨナの金メダルは、真央ちゃんに劣る自分の技術にめげることなく、自分らしさを追究した成果だった。
「自分にないものをねだるな。あるものを伸ばせ」(自作の語録)
たとえば、受験前にはバタバタと新しい問題集に手をつけるのではなく、やってきたものをじっくり復習しろと言われる。
同じ事だろう。
むろん、逆のアドバイスが有効な場合もある。
「失敗をおそれるな」
「失敗をしない唯一の方法は、何もしないことだ」
「チャレンジしなければ、自分は変えられない」
・・・ただし「間に合う・間に合わない」という期間の問題もある。
じたばたして結果が得られそうにないなら、今ある自分を大事に磨けということだ。
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