読解力向上の手だて
2007年にベネッセから無料配付でいただいた「子どもの読解力がぐんぐん伸びる本」。
改めて読み返してみた。
P3の解説を再確認。
大前提であるが、大事なポイントだ。
◆以前の読解力は、文章の内容を正しく読み取ることを重視していました。しかし、今の読解力は、内容を正しく読み取ったうえで、自分の意見を述べるところまでが求められています。日常生活、そして社会に出たときに、相手が伝えようとしている内容を正確に読み取るだけに終わらず、さらに相手の意見を受けたうえでの自分の考えを論理的に伝えることが欠かせないからです。
続いて第2章、「家庭で伸ばす読解力UPトレーニング」
見出しだけ取り出して書き写してみるだけでも勉強になる。
子どもに提示する言葉まで具体的に紹介されているからだ。
【まずは「言語トレーニング」】
1・2年生 主語と述語を盛り込んだ会話を 「わたしは牛乳が飲みたい」
3・4年生 自分の意見に「理由」を言わせる 「どうしてそう思ったの?」
5・6年生 根拠と意見を文の形で言わせる 「太陽は東から昇るからあっちが東だ」
【情報の取り出し】・・「気付く観点」を伝えましょう
1~3年生 比べることで違いに気付かせる 「比べてみようよ」
4~6年生 気付いたことの理由を確かめさせる 「どうしてだと思う?」
【解釈】知識や体験と結び付けて考えさせる
1~3年生 自分の経験を元に考えさせる 「同じような体験はあった?」
4~6年生 よく似た事例が使えないか考えさせる 「似たような例で考えてみよう」
【熟考・評価】自分はどう考えたか言葉にする
1~3年生 考えてわかったことを言葉にさせる 「どんなことがわかった?」
4~6年生 わからなかったことも言葉にさせる 「何がわかって、何がわからなかった?」
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