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September 27, 2010

段落構成の指導の前に、文法指導を!

 かつて中1の担当をしていた時のこと。
 2学期の物語や説明文が終わってから文法の授業を行った。
 文法の授業での手応えを考えると、2学期の授業で要求してきた内容が難しかったかなあと反省してしまった。
 
 文法の指導時間には、「1文の構造」だけ取り上げて指導をするのに、それ以前の説明文の指導時間には「文章全体の構造」について考えさせていたのだ。

 連文節の指導で「並列の関係と補助の関係」を学習した。
 「わたしと弟は野球をした」の場合、「わたし」「弟」の並立である。
 「わたしはリンゴとイチゴが好きだ」の場合、「リンゴ」と「イチゴ」は並立である。

 そのような文単位での並立関係を理解できていた方が、段落相互の並立関係は理解しやすいはずである。
 
     リンゴ                 リンゴ
 私は     が好きだ。   私は好き
     イチゴ                 イチゴ

のような構造図になることを確認して、「構造図」というものの意味を理解させる。
 その上で、段落の関係も同じように構造図で考えられるから、図にしてみようと進めるべきなのだ。

 考えてみれば、段落相互の関係を図にしてみるという行為は相当に抽象度の高いもので、ずいぶん難しい。
  
 一文の構造で助走問題・練習問題を作るなどして、スモールステップ(布石)を作らないト、上滑りの授業になる。
 

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