「木こりのジレンマ」~目立てに相当するものは?~
年度当初の学校は極めて多忙である。
学級の準備があって、学校の運営組織の会議や起案があって、それらがまだまだ終わってないうちに実際の授業が始まってしまう。
授業が始まれば当然のことながら日々の授業の準備が始まるが、新しい教科書の確認や補助教材の注文が後手に回るのが通例だ。
忙しい、忙しい。
しかし、そんな時期だからこそ、一息ついたり、自己研鑽したりしないと、オーバーワークで結局は作業効率が下がっていく。
そのような事態を皮肉っているのが「木こりのジレンマ」と呼ばれるお話しだ。
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ある日、旅人が森の中を歩いていると、一人の木こりに出会った。
その木こりは、森の中で木を切るのに忙しそうだったが、旅人はちょっと休憩のために少し休んで行くことにした。
そして、一所懸命木を切っている木こりを見ていた。
旅人は、その木を切る姿を見ていて、木こりが一所懸命切るわりには木がなかなか切れないのを不思議に思って、木こりののこぎりを見てみると、随分と刃こぼれが目立っていた。
そこで、旅人は親切心で、「木こりさんよ、そののこぎりは随分と刃こぼれが激しいようではないか、のこぎりの目を立直してから切ればもっと良く切れるに違いないだろうから、少し休んで目を立てたらどうですか?」と言った。
そうすると、木こりは旅人に向かって、「旅人さんよ、ご忠告は非常にありがたいがの、わしは今非常に忙しくってのこぎりの目など立てているヒマがないんじゃよ」と言いながら、一心不乱にまた木を切りはじめた。
・・・忙しい時に休むのは勇気がいる。
忙しい時に本を読んだり研修会にでかけるのも勇気がいる。
でも、勇気をもって一歩立ち止まらないと次の一歩が出なくなる。
別のたとえで言えば、マラソンの給水だろうか。
マラソンの給水は一瞬のタイムロスだが、それでも効率よく、早め早めに手を言っておかないと結局は大事な場面で水分切れで力が出せなくなる。
受験生の中には睡眠を削って勉強する人もいるが、作業効率・学習効率・記憶効率を考えると「休息・睡眠」を入れた方がいい。
「急がば回れ」も同じ意味になるだろう。
ちょっと立ち止まる心の余裕がなくては、子どもの心も汲む余裕もない。
Comments
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